からだ

Vol.18尿もれが気になります。【40歳からのからだ塾WEB版】

すべての女性に知ってほしい
骨盤底筋群を守る「ガスケアプローチ」

フランスが、産後ケアが普及している国であることは、よく知られていますよね。「ガスケアプローチ」とは、まさにそのフランスで注目される骨盤底筋へのアプローチ方法のこと。フランス人女医、ガスケ医師が提唱し、腹圧を正しくコントロールすることや重力の影響を最小限に抑えることで、骨盤底筋群を保護しようとする理論と実践方法です。

これまで推奨されてきた骨盤底筋体操は、恥骨直腸筋(肛門を前方へ持ち上げる筋肉)のみを鍛えるものが主流でした。
「自分で締めることができるのは恥骨直腸筋だけ。でも、実際の骨盤底筋群は、表層から深層まで多くの筋肉で構成されていますから、骨盤底筋体操だけでは解決できない面もあるのです。ガスケアプローチのいいところは、日常生活での姿勢のとり方や呼吸法、排便時の適切ないきみ方、骨盤底に負担のかからない腹筋運動などを学べること。骨盤底筋にダメージのない生活を送り、同時に鍛えることができ、腰痛などもよくなります。出産経験のある女性に高頻度に見られる尿もれや子宮脱の予防にも、効果が期待できるでしょう」と宋さん。

骨盤底筋と呼吸の関係
〜腹式呼吸法で骨盤底筋群は鍛えることができる〜

骨盤底筋と呼吸の関係

横隔膜と腹横筋、骨盤底筋が協調して働く正しい呼吸では、骨盤底筋にかかる圧力を軽減できる。

現代女性は、女性ホルモンがなくなってからの人生が長いので、その期間をいかに健康にすごしていくかが大きな課題になっています。骨盤底筋群も、女性にとって大事にしていきたい組織の一つ。ガスケアプローチの考え方は、これからますます注目されていきそうです。
最近は、ガスケアプローチの一般向けクラスも開かれていたり、エクササイズDVDも出ているそうなので、学んでみるのも一案です。
詳しい情報は、日本ガスケアプローチ協会のHP(www.gasquet-japon.com/)で得ることができます。興味がある方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

ご協力いただいた医師

宋 美玄さん 産婦人科女医、医学博士

そん・みひょん●大阪大学医学部卒業。川崎医科大学講師、ロンドン大学病院(胎児超音波部門)留学を経て、2010年から国内で産婦人科医として従事。二児の母でもある。

※症状や治療法には個人差があります。必ず専門医にご相談ください。

ライター、メノポーズカウンセラー 及川夕子
更年期まっただ中のライター。最近、ちょっと休んだぐらいでは疲れが抜けなくなってきて、以前よりもカラダのメンテが欠かせなくなったと実感。とはいえ、カラダの変化をポジティブに捉え、同年代の女性の健康に役立つさまざまな情報をお伝えしていきたいと思っています。ただいま、ヨガやマインドフルネスを実践中。ホルモン補充療法もしてみたい!
1 2 3
この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

SHARE

※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は本体のみ(税抜き)の価格です。税込表記の商品は、配信日が2019年9月30日以前の記事は消費税8%、2019年10月1日以降に配信の記事は10%(軽減税率適用のものは8%)が含まれています。