「腸はもむほどに温かく柔らかくなり、動きもよくなってきます」
そう話すのは、20年前から腸もみを提唱し続けているセラピストの真野わかさん。
腸には小腸と大腸があり、小腸は栄養分を吸収するインプットの役割を、小腸を取り巻く大腸は不要となったものを排泄するアウトプットの役割を担っている。日々休みなく働く腸をケアすることで、さまざまな体のトラブルを解決することができるのだ。
手法は簡単。一日2〜3分、短ければ1分でもOK。肌に直接触れるのでもいいし、服の上からでも構わない。真野さんは朝起きた時とお風呂の中の日に2回行うことを20年続けている。
「腸の動きがよくなったことで老廃物を溜め込まなくなり、便秘体質や肌の状態が改善しました。さらに体温が上がって免疫機能が高まったのか、風邪もひきにくくなりました。続けていけばいくほど、体調の変化や感覚がわかってきます。まずは2週間から3週間は続けてみてください」
コツはリラックスした状態で呼吸に合わせ、力を入れすぎずに行うこと。
「腸はビビりなんです。ストレスやプレッシャーが大の苦手なので、とにかくやさしくもんであげてくださいね」