A.発酵性食物繊維を2種類含む、優秀な食材の注目株はもち麦。
食べたあと体内で発酵して腸内細菌のエサになる発酵性食物繊維が豊富なオートミールは、まず海外で注目されて日本でも定着しつつある。
主食として手軽に取り入れられるのも魅力で、「確かにオートミールはとても優秀」と、青江さんも太鼓判を押す。だが、もともと私たちが親しんできた中にも、負けず劣らずな食材が実はある。
「日本で昔から食べられている大麦の一種、もち麦はもっと優秀です。大麦由来のβグルカンと、玄米や小麦に入っているアラビノキシランと両方含まれている。腸内細菌にとって2種類の発酵性食物繊維が入っているのはとてもよいこと。改めてもう一度、見直したい食材なのではないかと思います」
一つの食材で2つの発酵性食物繊維が摂れることはなかなかない。となれば、自分でミックスするのも一つの手。
「シリアルだったら、オートミールに大麦フレークやオールブランを自分でブレンドしてみるのもいいですよ」