肩峰(けんぽう)という肩の先端部分が普通より前に出て、肩が閉じてしまっている。これも猫背さんタイプならではの特徴。
肩が内側に入ってしまうことで可動域が狭くなり、腕の動きが小さくなりがち。たとえば背中に手を回してブラジャーのホックを外すといった内旋の動作ができない。背中に手を回したとき、左右の指先が手のひら1枚分以上空いてしまう人は、まさにこの状態。
「肩の可動域が狭いと、不良姿勢を改善することが難しいのはもちろん、四十肩や五十肩など肩のトラブルのリスクも高くなります。腕を上げて腕の付け根から外側と内側に交互にひねる運動で、肩の回旋の動きを促しましょう」
柔軟性が高まれば肩峰の位置も改善され、猫背姿勢のリカバリーに。