からだ

医師に聞く、腸のために今日からできること5つ。

年齢を重ねると、便秘をはじめガスがたまる、オナラがよく出るなどの不調が現れやすくなります。医師の山口トキコさんに腸に良いことを聞きました。
  • 文◦及川夕子 イラスト◦松元まり子

しっかり噛む

食事の際にはしっかり噛むことを意識して。唾液が多く分泌され消化の助けになり、胃腸の負担を小さくできます。同時に副交感神経が優位に働いて、胃腸の働きもよくなります。理想は一口30回以上噛むこと。

食事

善玉菌を増やすためにも、菌そのもの(発酵食品・乳酸菌)や食物繊維をたくさん摂る工夫を。主食(穀類)もきちんと食べ、サラダにはキノコや海藻類をプラス。野菜がたっぷり食べられる具だくさんの味噌汁・スープもおすすめ。

休養

腸の働きが活発になるのは、副交感神経が優勢になる睡眠中。夜更かしや寝る前の飲食は腸の活動を妨げ、腸の不調の原因に。夜はリラックスを心がけ、早寝を心がけましょう。

運動

運動は排便力強化やストレス解消になり、腸に良い影響を与えます。歩く(血流UP)、腰ひねりやストレッチ(腸に刺激を与える)、腹筋運動(排便力UP)などを取り入れて。

水分

なめらかな便を作り、腸の血流や働きをよくするためにも水分は欠かせません。喉が渇ききる前にこまめに水分補給を。脱水を招くアルコールやカフェイン飲料はほどほどに。

受けておきたい腸の検査

大腸がんは、ほかの消化器がんと比べると治りやすいがんとされていますが、重要なのは早期発見。早期の大腸がんでは検診や人間ドックの内視鏡検査などで見つかることがほとんどです。

「特に症状がなくても、40歳を過ぎたら毎年、住民検診などで大腸がん検診(便潜血検査)を受けておきましょう。または3年に1回程度、大腸内視鏡検査を受けるのもよいでしょう。肛門から内視鏡を挿入して詳細に調べます。小さながんも発見可能な高精度の検査方法です。病変が見つかれば、一部を採取して、悪性度を調べることも可能です」(山口さん)

山口トキコ

山口トキコ さん (やまぐち・ときこ)

マリーゴールドクリニック院長

東京女子医科大学卒。同大大学院、東京女子医科大学病院一般外科、社会保険中央総合病院・大腸肛門病センター勤務を経てクリニック開業。日本大腸肛門病学会専門医・指導医・評議員。日本外科学会専門医。
医学博士。日本臨床肛門病学会 技能指導医・評議員。

※プロフィールは取材時のものです。

『Dr.クロワッサン 免疫力アップの決め手、腸内環境を強くする』(2020年7月30日発行)より。

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