「そっと触れたり、ゆらすだけでどうして改善するの?とよく驚かれますが、やさしい刺激で行うのが、さとう式リンパケアの何よりの特徴です」と、さとう式リンパケア公認上級インストラクターを務めるさかえみきこさん。
リンパケアというと体にリンパを巡らせるためにグイグイ押したり、揉んだりをイメージしがちだが、今回のさとう式では強い力は一切加えない。
そもそもリンパの役割は体じゅうの細胞に酸素や栄養を届け、細胞から排出された余分な水分や老廃物などのゴミを回収すること。その流れをスムーズにすることが水太りを解消するために必須だが、実はリンパには2種類があるという。それがリンパ管を流れる「管内リンパ」と、血管からじわっと染み出し細胞間を流れる「間質リンパ」。
「通常のリンパマッサージは管内リンパの流れをよくすることを目的にしますが、さとう式の場合は間質リンパを重視してケアします。なぜなら管内を流れるリンパは全体のたった1割。一方、細胞間を流れる間質リンパは9割がまた血管に戻っていくため、間質リンパをケアしたほうが効率的で、大きな効果が得られるのです」