からだ

毎朝、顔を洗う前に鏡で自分の顔をチェックする。【専門家に教わる快眠メソッド】

毎晩ぐっすり眠るだけで痩せやすい体が自然と作られる。睡眠の質改善のコツを睡眠コンサルタントの友野なおさんに聞きました。
  • 撮影・岩本慶三 イラストレーション・山口正児 文・嶌 陽子

毎朝、顔を洗う前に鏡で自分の顔をチェックする。

自分が質の良い睡眠をとれているかどうかは、はっきりと数値化できるものではない。いちばん大切なのは「ぐっすり眠れた」という実感、つまり熟睡感があるかどうか。また、朝起きて顔を洗う前に鏡を見ることで、良質な睡眠をとれているかをチェックすることができる。

「青クマがないか、目が充血していないか、顔のたるみがないか、顔色がくすんでいないか、肌が荒れていないかなどがチェックポイントになります。もしも当てはまるものがあるのなら、睡眠の質を改善する余地があるということかもしれません」

朝起きて顔を見るだけで前の晩の睡眠の質を知ることができるので、ぜひ取り入れたい習慣だ。

「そのほかにも、朝に食欲がなく朝食を食べる気がしない、午前中に排便がない、午前中に眠気がある、といったことも睡眠の質がよくないというサインになるので、チェックしてみてください」

「睡眠のとり方次第で、太りやすい体にも痩せやすい体にもなります」

そう語るのは、睡眠コンサルタントの友野なおさん。自身もよく眠ることで15kg痩せたという経験の持ち主だ。

「睡眠が不足すると食欲が増すグレリンというホルモンが増加し、食欲を抑えるレプチンというホルモンが減ることがわかっています。また、寝不足だと糖質や脂質を強く求めるようになるうえに代謝も落ちるので、より太りやすい体になってしまうのです」

理想の睡眠時間は7時間程度。難しければせめて起床時間を一定にし、体内リズムを整える。目覚めた時に熟睡したと感じられる良質な睡眠をとることで、自然と食欲のバランスが整い、痩せやすい体が作られる。

「私自身、睡眠を改善したら暴飲暴食が止まり、ジャンクフードを食べたくなくなりました。ストレスなく、気づいたら痩せていたというのが実感です。忙しくてジムなどに行く暇がないという人こそ、睡眠を有効活用しない手はありません。一歩ずつ、できることから取り入れてみてください」

【睡眠時間と肥満度の関係】

睡眠時間と肥満は、実は深い関係にある。睡眠時間が7時間以上の人より、6時間以下の人のほうが、肥満度が高いという研究結果も。
友野なお

友野なお さん (ともの・なお)

睡眠コンサルタント

「眠りのプロ」として全国での講演活動や企業の商品開発に携わる。『正しい眠り方』『やすみかたの教科書』など著書多数。

『クロワッサン』1037号より

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