からだ

眠る30分~1時間前にはスマホ、PCなどは見ないようにする。【専門家に教わる快眠メソッド】

毎晩ぐっすり眠るだけで痩せやすい体が自然と作られる。睡眠の質改善のコツを睡眠コンサルタントの友野なおさんに聞きました。
  • 撮影・岩本慶三 イラストレーション・山口正児 文・嶌 陽子

眠る30分〜1時間前にはスマホ、PCなどは見ないようにする。

深い睡眠を得るためには、眠る前からの行動を考えることが大切になってくる。

「視覚、嗅覚、聴覚、温熱感覚、触覚の“睡眠五感”を意識すると眠りの質が変わります。その中でも視覚は睡眠の質を左右するもっとも大事なもの。PCやスマホから発せられるブルーライトには、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を抑制して眠気を遠ざけてしまう性質があります。

特にスマホは顔との距離が近いため、目に入るブルーライトの量が増えることに。少なくとも就寝30分前には画面を見るのをやめるようにしましょう」

メールやSNSをチェックするなど、ついつい寝る直前までスマホを見てしまいがち。だが、質の良い眠りのためには、就寝前はデジタル機器を遠ざけるのが賢明だ。寝室やベッドにスマホを持ち込まない習慣を少しずつ身につけるようにしよう。

「睡眠のとり方次第で、太りやすい体にも痩せやすい体にもなります」

そう語るのは、睡眠コンサルタントの友野なおさん。自身もよく眠ることで15kg痩せたという経験の持ち主だ。

「睡眠が不足すると食欲が増すグレリンというホルモンが増加し、食欲を抑えるレプチンというホルモンが減ることがわかっています。また、寝不足だと糖質や脂質を強く求めるようになるうえに代謝も落ちるので、より太りやすい体になってしまうのです」

理想の睡眠時間は7時間程度。難しければせめて起床時間を一定にし、体内リズムを整える。目覚めた時に熟睡したと感じられる良質な睡眠をとることで、自然と食欲のバランスが整い、痩せやすい体が作られる。

「私自身、睡眠を改善したら暴飲暴食が止まり、ジャンクフードを食べたくなくなりました。ストレスなく、気づいたら痩せていたというのが実感です。忙しくてジムなどに行く暇がないという人こそ、睡眠を有効活用しない手はありません。一歩ずつ、できることから取り入れてみてください」

【睡眠時間と肥満度の関係】

睡眠時間と肥満は、実は深い関係にある。睡眠時間が7時間以上の人より、6時間以下の人のほうが、肥満度が高いという研究結果も。
友野なお

友野なお さん (ともの・なお)

睡眠コンサルタント

「眠りのプロ」として全国での講演活動や企業の商品開発に携わる。『正しい眠り方』『やすみかたの教科書』など著書多数。

『クロワッサン』1037号より

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