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認知症の薬の効果とは? 用法用量の調整が肝心。

のぞみメモリークリニック院長で医師の木之下 徹さんに聞きました。

撮影・水野昭子 文・佐野由佳 イラストレーション・山下カヨコ

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木之下先生 のぞみメモリークリニック院長 診察室では、母と娘の喧嘩を目撃することもしばしば。
Bさん 娘 57歳 84歳の、認知症の母の相談で来院。
代表的なアルツハイマー型認知症の薬。右からアリセプト、メマリー、イクセロンパッチ(貼り薬)。いずれも認知機能の低下を緩やかにする。他の薬との兼ね合い、副作用などをみながら、処方を微調整するのが医師の腕。
代表的なアルツハイマー型認知症の薬。右からアリセプト、メマリー、イクセロンパッチ(貼り薬)。いずれも認知機能の低下を緩やかにする。他の薬との兼ね合い、副作用などをみながら、処方を微調整するのが医師の腕。
のぞみメモリークリニックが作成している、認知症の薬の効能を視覚化したグラフ。定期的に神経心理テスト「ADAS(エイダス)」を行って点数を記入。赤い線が飲んだ場合。青い線は、飲まなかった場合の平均的な点数の推移。薬を飲むと認知機能の低下が確実に緩やかになる。
のぞみメモリークリニックが作成している、認知症の薬の効能を視覚化したグラフ。定期的に神経心理テスト「ADAS(エイダス)」を行って点数を記入。赤い線が飲んだ場合。青い線は、飲まなかった場合の平均的な点数の推移。薬を飲むと認知機能の低下が確実に緩やかになる。
認知症の薬は吐き気などの副作用が出る場合もあるので、様子を見ながら用量を決めていく。グラフは、薬を飲み始めて4日経ったら気持ちが悪くなったケース。そのまま同じ量を飲み続けているといつまでも気持ちが悪い。その場合は、いったん停止して、薬の量を減らし再開。様子を見る。
認知症の薬は吐き気などの副作用が出る場合もあるので、様子を見ながら用量を決めていく。グラフは、薬を飲み始めて4日経ったら気持ちが悪くなったケース。そのまま同じ量を飲み続けているといつまでも気持ちが悪い。その場合は、いったん停止して、薬の量を減らし再開。様子を見る。
薬の副作用が出ていないか、スタッフが定期的に電話で確認。クリニックから電話をかけることで、話しやすい空気をつくる。
薬の副作用が出ていないか、スタッフが定期的に電話で確認。クリニックから電話をかけることで、話しやすい空気をつくる。
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