からだ

日々の習慣で、不調を解消。女性ホルモンをよく知ることから始めましょう。

  • 撮影・青木和義 ヘア&メイク・山田久美子 イラストレーション・イオクサツキ 文・小沢緑子

3.女性ホルモンを制するものは、人生を制す!

女性ホルモンが守っているものは、皮膚、粘膜、骨、筋肉、脳など多様。

「年齢とともに体は衰えますが、拍車をかけるのが閉経。女性ホルモンの分泌がガクッと減ってゼロに近づき、不調が出やすくなります」(対馬さん)

対馬さんと一緒に、女性ホルモンについての講座を開く美容家の吉川千明さんは、閉経後、女性ホルモンの“守り”の効果を実感したという。

「女性ホルモンがゼロになると起こりやすくなる骨折や頻尿も経験。今は症状がない年代の人も、将来の予防のために、女性ホルモンのバランスを整えたり、早めに補充するケアを考えたほうがいいと思います」(吉川さん)

「平均寿命が延びた今、閉経後に続く長い人生の健康寿命を延ばすためにも、女性ホルモンの知識を得て積極的に活用してほしいと思います」(対馬さん)

加齢による性ホルモンの男女差

女性ホルモンの分泌は20代から30代にピークを迎えた後、40代半ばから50歳前後の閉経に向けて急激に減り、ゼロに近づく。一方、男性では、男性ホルモンは徐々にゆるやかに減少していく。参考:対馬ルリ子「もっとキレイの女性ホルモン塾」資料

日本人の平均寿命と健康寿命

2016年、日本人女性の平均寿命は87.14歳、健康寿命は74.79歳。この健康寿命をさらに延ばすことが現在の医療の課題で、“女性ホルモン”もキーワードの一つとして注目されている。参考:平成30年度版高齢社会白書(内閣府)

対馬ルリ子さん(つしま・るりこ)さん●産婦人科医。「女性ライフクリニック銀座・新宿」理事長。女性の心と体、社会との関わりを総合的にとらえた医療に取り組む。近著『プレ更年期1年生』。

吉川千明さん(よしかわ・ちあき)さん●美容家。植物美容の専門家。自然や植物の力に着目し、オーガニックコスメをはじめ、女性医療や漢方、食などにも精通。メノポーズカウンセラーでもある。

『クロワッサン』1006号より

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