女性ホルモンが守っているものは、皮膚、粘膜、骨、筋肉、脳など多様。
「年齢とともに体は衰えますが、拍車をかけるのが閉経。女性ホルモンの分泌がガクッと減ってゼロに近づき、不調が出やすくなります」(対馬さん)
対馬さんと一緒に、女性ホルモンについての講座を開く美容家の吉川千明さんは、閉経後、女性ホルモンの“守り”の効果を実感したという。
「女性ホルモンがゼロになると起こりやすくなる骨折や頻尿も経験。今は症状がない年代の人も、将来の予防のために、女性ホルモンのバランスを整えたり、早めに補充するケアを考えたほうがいいと思います」(吉川さん)
「平均寿命が延びた今、閉経後に続く長い人生の健康寿命を延ばすためにも、女性ホルモンの知識を得て積極的に活用してほしいと思います」(対馬さん)