【ヨガのポーズ105】“ゆるめる” カギのポーズ──Dr.高尾美穂のカラダとココロの整え方
股関節をゆるめて休息。リラックスすれば、脳も休息できます。──睡眠時間が短い日本人。とくに女性は短いことがわかっています。いい睡眠をとらなくちゃ、と焦らずとも大丈夫。休息のいい方法がありました。
撮影・森山祐子 イラストレーション・SHOKO TAKAHASHI 構成&文・越川典子
カギのポーズ
床にうつ伏せになり、手は額(あるいは頰)のところで組み、一方の脚を90度、カギのように曲げます。深い呼吸で8秒、反対の脚でも行います。一日何回でも。股関節の外転(外に開く動き)と外旋(外側にひねる動き)をゆるめてくれます。
カラダを休めたいとき、皆さんはどうしていますか。質のいい睡眠をとるのが一番、だから早く寝よう。そう考える人は多いと思います。たしかに、横たわればいいのかもしれません。
実は、もっといい方法があります。
カギのポーズです。
うつ伏せになり、一方の脚を90度、カギのように曲げます。手は額や頰のところで組み、全身の力を抜いて、深い呼吸を続けましょう。あまりの気持ちよさに眠りを誘われます。深くリラックスできているからなんですね。
このポーズ、股関節をゆるめてくれています。股関節は、歩く、階段を上り下りする、椅子に腰かける……日常生活になくてはならない動きを支えている大変な働き者。上半身と下半身をつなぐ最大の関節である股関節を意識的にゆるめることで、実は、全身がリラックスできるんです。
日本は、アルツハイマー型認知症の割合が多いのですが、原因となる脳内のアミロイドβ型タンパクを自然に排出させるためには、睡眠が大きく関わっています。
股関節の可動域が大きい人は、動きも大きく、活動量もある。ケガもしにくく、昼間の活動中にしっかり動ける。しっかり動ければ、しっかり休める。カラダが休息をとれれば、連動して脳も休めます。
『クロワッサン』1174号より
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