【ヨガのポーズ104】“だらける” 涅槃(ねはん)のポーズ──Dr.高尾美穂のカラダとココロの整え方
涅槃像のように、穏やかで静かな自分をデフォルトにしちゃおう。──この夏は、猛暑を超えての酷暑という言葉ができたほど。リカバリーするには、深い休息をとること。カラダだけではなく、頭の中もからっぽにしてみましょう。
撮影・森山祐子 イラストレーション・SHOKO TAKAHASHI 構成&文・越川典子
涅槃(ねはん)のポーズ
涅槃像のように、カラダの右側を下にして横たわり、静かに目を閉じ、深い呼吸を続けます。涅槃像と反対の向きも行いましょう。一日何度でも。
「だらける」って、怠なまけたり惰おこたったり、怠惰をイメージするかしら。でも、今回は、意識的にだらけてみましょう、というお誘いです。
涅槃とは、サンスクリット語でニルヴァーナ。穏やかな悟りの境地を意味します。涅槃像は、お釈迦様の入滅する姿をあらわしていますが、同じように横たわってみましょう。
静かに呼吸を続けていくと、カラダは緊張が解かれ、あれこれ考えごとでいっぱいだった頭がからっぽになる。一種の瞑想状態になって、しっかりだらけることができます。
横たわっても、考えるのをやめられない? そんな人は、思い浮かんだことを静かに観察しましょう。何も判断しなくていい。見守っていてください。次第に、ざわざわしたものが、平らかになっていくと思います。
時々、こういう境地を体験していると、日々の暮らしの中で何ごとか起きても、周りの環境に左右されず、自分が静かでいられるようになります。
ヨガとは、もともと「つながり」を意味しています。カラダとココロがつながり、自分や周りとの調和をもたらすもの。
しっかりだらけることで深い休息を得て、穏やかな状態を自分のデフォルトモードにする。リカバリーとは、こういうことだと思っています。
『クロワッサン』1173号より
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