東日本大震災を仙台で体験。家族と自宅で被災生活を送った整理収納アドバイザーの澁川真希さん。家にいるのが一番安心だった、と話す。
「避難所生活を送らないために大切なのは、災害に強い家に住むことと普段の備えです。リフォームは耐震化のチャンス。防災目線で総点検してリスク管理をすれば家が命を守ってくれます」
1981年5月以前に建てられた旧耐震基準の家なら耐震補強は必須だし、壁に下地を入れておけば、家具を固定できて強度を高められる。
「停電時に自動点灯する保安灯を装着するコンセントの位置はリフォーム計画段階で決めておくといいなど、防災は事前対策が肝と思ってください。そのためには想像力を駆使して、対応策を考えて実行することが大切です」