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“朝”と“夕方”のしごとでめりはりのある時間使い【夕方編】

  • 撮影・雨宮秀也 文・後藤真子

やってみたら、なんだか快適だった。 そんな積み重ねが定着していく。

ゆかさんが実践している毎日の習慣で、見習いたいと思ったことはまだある。帰宅した後、履いていた靴をきれいに拭きあげて袋や箱にしまうこと、バッグの中身はすべて出して整理。しまうものはしまい、次の日の外出で別のバッグに入れ替えるものは一時保管用の小さなバッグの中にまとめておく、というもの。

どちらも、すっかり習慣になっているので5分ほどで終わる作業。これをしておけば、靴はいつもきれいで長持ちするし、バッグの中身がゴチャゴチャになることもない。

続けてみたら快適だったから定着した、という日々の習慣のひとつひとつが、雨宮さん夫婦の毎日の暮らしにゆとりと豊かさを与えている気がした。

帰宅したら靴を手入れし、袋や箱に。

(左)履くたびにいつも靴ブラシをかけていれば、愛着もひとしお。 (右)「玄関に出したままにはしたくないので」

なんと雨宮邸の玄関には下足箱がない。「外出したら、帰宅してからその日履いていた靴を手入れして、購入時の箱や袋に入れ、2階のクローゼットにしまいます」。靴ブラシで埃を落とし、ソールをぞうきんで拭き(濡れている場合は翌日)、内側に消臭スプレーをかけるのが手入れの手順。おかげで靴もいたみにくく、長持ちする。

外出から帰るたび、バッグの 中身を出して片づける。

レシートや受け取った名刺も出して仕分け。始末を保留したいものは机の中の一時保管用の箱へ。

「服に合わせてバッグを持ち替えるのが好き」とゆかさん。たくさん持っているバッグの数は「10や20じゃないと思う」と、秀也さん。次に出かけるときには持ち替えるため、外出から帰ると中身を全部出し、いったん定位置に片づけるのがゆかさんの習慣。ノートや電子機器は引き出しへ、財布は保管用のトートバッグへ。もちろん使ったバッグはクローゼットへ。

>> 【朝編】はこちら

雨宮ゆか●挿花家、生活に季節を取りこむ花の教室「日々花」を主宰。花に関する執筆やスタイリングも手がけ、各媒体で活躍。近著に『花ごよみ365日 季節を呼びこむ身近な草花の生け方、愉しみ方』(誠文堂新光社)。

『クロワッサン』958号より

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