料理特集の取材で訪れた際、調理の手際の良さはさることながら、作業の流れの中でシンクまわりを拭いたり、レンジ台の汚れを取るなど、同時進行で掃除までする姿が印象的だった料理研究家の藤井恵さん。そこで今回改めて、藤井さんの仕事場、アトリエ全体の掃除方法について聞くことに。
「毎日、長時間調理しているので、普通のキッチンより油汚れは多いですし、地下になっている関係で、埃がとても溜まりやすいんです。そこで、朝は夜の間に溜まった埃を取り、仕事終わりの夕方は、調理の汚れを徹底的に取ることを日課にしています。しつこい汚れになる前に掃除してしまうので、大掃除の必要がありません」
掃除グッズはシンプルなもので、できるだけ数を厳選し、気がついた時にすぐ掃除ができるよう、自分の動線に合った場所に置くのも大切なポイント。「そうしておけば掃除が大事にならず、時間を取られずにササッと行えます。合理的に考えた結果なんです」