「2人分の夕飯作りにかける時間は15分ほど。ご飯と味噌汁は必ず食べるので何も考えずに作れるようにしておき、あとは主菜と副菜を用意します」
わずか15分。牛尾理恵さんの効率のいい台所仕事の秘密をひもといていこう。まずは、毎日食べるご飯。一度に3合を炊き、1食分ずつ量ってラップで包み、冷凍しておく。食べるときは電子レンジで温めるだけ。
「きっちり7等分に小分けします。毎日同じ量のご飯を食べる習慣にすれば、食べ過ぎ防止にもなりますよ」
味噌汁の出汁はまとめて2L分をとり、400mlずつに小分けして冷凍する。ある程度の量をまとめてとったほうが安定した味にしやすく、2Lの水に対して昆布1枚とかつお節20gといった割合も自然に定まってきたそう。
具材は季節の野菜ときのこ類。中途半端に残ったものを食べやすいサイズに切ってミックスした野菜を、ジッパーバッグに入れて冷凍保存している。使うときは手でひとつかみ分を取り出して直接鍋に入れればいい。
「冷凍野菜は柔らかくなるのが早く、さっと火を通すだけで味噌汁が完成します。献立の中に、ごく簡単にできるものが1品でもあると助かりますよね。忙しいときも、『ご飯と味噌汁はあるから、なんとかなる!』と思えます」