家事が不得意だったからこそ、無理なく効率的にはかどる時短テクニックを次々に考案してきた本間朝子さん。苦手意識を持ちがちな夏の家事のイメージを一転させるアイデアの数々も、同じ発想から生まれたという。
「暑くてつらいと思うと家事はますますストレスに。活動しやすい朝の時間や暑さを味方につければ、夏こそ家事を短時間でラクに終わらせることができる季節です」
コツは大きく3つ。ひとつめは暑さを逆手にとった家事の効率化。
「まず洗濯。晴れた日なら室内でも3時間程度で乾きます。短時間で乾けば室内干しのにおいの心配もない。家事動線を短くし、効率が高まります」
暑さで火を使いたくない時も、冷蔵庫に用意したコールドミールを活用すればおいしい朝ごはんができる。また、涼しい時間に集中して一気に家事が片づけば、一日をより有効に使える。
「家族が起きだす前に終えれば埃も立たず、雑事で家事がこま切れになることもありません。少ない時間と労力で成果を最も実感できるでしょう」
環境を快適にするのも工夫次第。
「試してみることが大切。夏だからトライできることがたくさんあります」