以前から子どもとよく東京・青山の『アニバーサリー』にケーキを買いに行くという高橋奈々枝さん。2年前に試食でこの「栗チョコ」を口にし、そのテイストに驚いたそう。
「栗きんとんのようにしっとりと柔らかく、ペースト状になった栗がチョコレートでコーティングされているのですが、どちらも甘すぎず上品な口あたりで、すごく相性がいいんですよね。ほかでは食べたことのない斬新な味。一気にお気に入りになっちゃいました」
栗チョコは要冷蔵商品。高橋さんは冷蔵庫から出して少し置いておき、常温に戻して食べるのが好み。外側のチョコが少ししっとりして、口の中で栗と絶妙に混ざり合うという。
「自宅用に買って子どもたちと食べたり、友人の家でのホームパーティーや、ちょっとしたお呼ばれに手みやげにする機会が多いですが、みんな喜んでくれます」
群馬出身の高橋さんは栗に目がない。子どもの頃は同じく栗好きのお母さんが毎年秋になると隣の長野産の栗を蒸してくれて、それをおやつにしていた。が、栗ものなら何でもというわけではない。街中で売る天津甘栗はよく買って食べていた。近年では、知人からおみやげにもらって以来すっかり魅せられてしまった岐阜の名店『恵那寿や』の栗きんとんも大好物。ちなみにマロングラッセは甘すぎてあまり得意ではない。
「だからモデルになってパリで活動を始めた頃、『サロン・ド・テ アンジェリーナ』で有名なモンブランを初めて食べて感動したんですよ。それまでは正直、モンブランというお菓子はあまり好きではなかったんですけど、本場のそれは栗そのものの自然な美味しさがぎゅっと詰まっていた。この栗チョコもそうですが、ちゃんと“栗”を感じられる栗のスイーツが好きなんです」