現在東京国立博物館で開催中(~12月9日まで)の「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」。鎌倉彫刻の宝庫として知られている、京都 大報恩寺から、快慶、定慶(じょうけい)、行快(ぎょうかい)ら“慶派スーパースター”と言われる、慶派仏師の名品を一堂に公開する。
大報恩寺の本尊で、同寺でも年に数回しか公開されない秘仏「釈迦如来坐像」は、数少ない貴重な仏像の一つで、寺外初公開。そのほかにも快慶晩年の名品「十大弟子立像」が10体揃ってこちらも寺外で初公開される。
会期後半(10月30日~)は「六観音菩薩像」の光背を取り外した姿で、360度その美しい背中まで間近にみれるチャンスも。
鎌倉彫刻の迫力と共演を楽しんでほしい展覧会だ。