3人それぞれの1週間管理の方法を見せてもらったが、藤川さんは、自分がやりやすい方法にアレンジして始めてみればいい、とアドバイス。
「eriさんのように、食費から1週間管理をしてみて、まず予算の範囲に収めることにチャレンジしてみましょう。他の費目は1カ月単位の予算立てで大丈夫です。mikikoさんの1週間管理は、いちばんラフだけどそれだけでは管理が難しいです。予備費を設定したり、大きな金額が出ると予測される費目の積み立てをするなどの仕組みをつくっておくことが必要になります。貯蓄額を上げたい人は、hanaさんの貯金簿を参考に、モチベーションを上げつつ1週間管理にトライしてみましょう」
ライフステージから見ると、家計管理の能力と貯蓄する能力はどちらも必要になる。
「家計管理の能力は、少ない予算で家族が満足して暮らすことを可能にする力なので、これは一生の財産になります。これからの時代を生きていくには、少ないお金で幸せに暮らす方法を考えないといけないから、この能力が身についている人は、最強です」
今回は、家計管理の一流選手が集まったと、藤川さんの感想。
「野球でいうと、メジャーリーグに行くか行かないかというくらいの一流どころです。1週間管理は再現性も高いので、真似できるところは真似して、家計管理に役立ててください」