くらし

【Zaim編】あっ、ここにも不要な出費が! 家計簿アプリで節約力がつく?

ここ数年、人気の家計簿アプリ。支出を自動的に分析してくれて便利だが、果たして節約にも役立つのか? 読者が1カ月間試してみました。
  • 撮影・黒川ひろみ 文・薄葉亜希子

[Zaim]支出を分類してくれるおかげで、全く気づいていなかった食費の多さを痛感。

「子どもたちの出費がかさむ時期が終わり、今いちばんお金がかからなくなった」と吉村美佳さん。とはいえ、数年もすれば受験や進学など、またお金がかかる時期に突入してしまう。今のうちに少しでも貯蓄をと思いつつも、何から見直したらいいかわからない。そこで今回、家計簿アプリのなかでもユーザー数の多い「ザイム」を試して、1カ月の支出を知ることからスタート。
「これまで一度も家計簿をつけたことがなく、自分にできるか不安だったのですが、朝、会社のデスクに着いたら前日のレシートを撮影するという習慣にしたら意外と続けられました」

クロワッサン倶楽部 会員番号026 吉村美佳さん

いざ始めてみると、1週間も経たないうちに食費の多さにびっくり。
「食費がこんなにかかっているとは全く思っていなかったですね。洋服や美容に使うお金は、支払う時に出費を意識しますが、食料品は当たり前のものとして気づけていませんでした」

その内訳を見てみると、外食ではなく食料品が約86%を占めている。食べ盛りの子どもがいるとはいえ、「この金額はかかりすぎですね」と振り返る。なかでもいちばんの見直しどころはコンビニでの買い物だと言う吉村さん。
「週末に1週間分の食料品を買い出ししているのに、仕事帰りにスーパーに寄るとつい目新しいものや美味しそうなものを買ってしまう。それはまだいいとしても、そのあとのコンビニの習慣は直さなくちゃダメですね。食料品以外に雑貨も買ってしまうため、毎回2,000円近く出費しているとは……」と反省しきり。回数を減らすか1回の金額を抑えるか、「とにかくこれからは気をつけます」と決意。一方、支出2位の美容・衣服費は自分に必要なものとして、このままでよしと判断した。
「仕事や家事をがんばるモチベーションとしてこの2つは外せないんです。色違いや全種類を集めたくなるクセは直さなくちゃ、とは思っているんですが……。ただ、この2つは削りたくないので食費のほうで節約を心がけます」

まずは1カ月、と試した家計簿アプリ。思いがけない結果に驚きつつ、節約すべき点もわかったとひとまず満足だ。
「せっかく始めたので、これからも続けてみようと思います」

結果は2万円弱の赤字に!

《収支結果》トップ画面には月ごと、週ごとの予算や収入に対しての支出金額が出る。残念ながら今月は支出オーバーに。
《日ごと支出額》カレンダーで収支額を確認。「毎日の出費が見えてショック。1日でも0円の日があるといいんでしょうね」
《収支結果》トップ画面には月ごと、週ごとの予算や収入に対しての支出金額が出る。残念ながら今月は支出オーバーに。
《日ごと支出額》カレンダーで収支額を確認。「毎日の出費が見えてショック。1日でも0円の日があるといいんでしょうね」

食費が支出総額の約半分!

《費目別分析》家賃は夫の口座から引き落とされている吉村家。今回は家賃をのぞく、主な生活費の支出を管理。1位は食費、2位は美容・衣服費。
《食費の内訳》食費全体は多いものの、外食費は少ない。「息子と夕飯、娘とカフェに行った2回だけ。それなのに食費がこんなに多いとは驚きです」
《店舗ごと履歴》さらに店舗ごとの金額も見られる。自宅近くのコンビニでの出費はほぼ毎日。1回につき1,500〜2,000円はコンビニにしては多い。
《費目別分析》家賃は夫の口座から引き落とされている吉村家。今回は家賃をのぞく、主な生活費の支出を管理。1位は食費、2位は美容・衣服費。
《食費の内訳》食費全体は多いものの、外食費は少ない。「息子と夕飯、娘とカフェに行った2回だけ。それなのに食費がこんなに多いとは驚きです」
《店舗ごと履歴》さらに店舗ごとの金額も見られる。自宅近くのコンビニでの出費はほぼ毎日。1回につき1,500〜2,000円はコンビニにしては多い。

洋服は色違いも揃えたくて……。

《服購入内訳》洋服好きな吉村さん。気に入ると色違いで揃えてしまう。「全色揃えたくなってしまうんです。でも洋服代は譲れないと感じました」

金額と購入したものを写真で記録。

《購入記録》動物の雑貨も全種類揃ったのでうれしくて撮影。アプリ内に一緒に保存。「つい手頃だからと、こうした細かい出費が多いんですよね」

【FP風呂内さんからアドバイス】コンビニ通いを3分の1程度に減らすよう心がけましょう。

自分で必要と感じている美容・衣服費については仕分け対象にせず、突出していて気になっている食費の削減から手をつけるといいですね。まずはコンビニの頻度を減らしてみましょう。今後忙しい時もコンビニの購入金額だけは記録を続けて消費額を意識することがおすすめ。また衣服について見直すとしたら、購入先やその提携のポイントを貯めたり、百貨店の友の会の積立などを利用するとお得に買い物ができます。

※画面写真、アイコンはiPhone版より。各種サービスは8月3日現在のものです。

風呂内 亜矢(ふろうち・あや)●1級ファイナンシャル・プランニング技能士。雑誌や新聞、テレビの取材多数。近著は『ほったらかしでもなぜか貯まる!』(主婦の友社)。

吉村美佳(よしむら・みか)●48歳。会社員。夫、中学1年生と高校1年生の子どもの4人家族。「進学したばかりでお金がかからない今、節約を始めたいです」

『クロワッサン』980号より

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