くらし

砂森聡さんに学ぶ、ベランダガーデニングのヒント。

  • 撮影・岩本慶三

幅狭な塀の上にラックを設置してみる。

空間が限られたベランダでは手すりなども活用したい。幅の狭い場所でも安定するアイアンラックを使うとさりげない目隠しに。高い場所に置いてきれいに見える鉢もあれば、低い位置のほうがよい場合もあるので、ラックは高低揃えて段違いで配置するとよいのだとか。高さを揃えるより、圧迫感もなくなる。

鳥かごの中に小さな野草をさりげなく。

かごの中にちょこんとあるのは、小ビンに飾られた草花。苔の玉を入れたり、ツルものを花瓶に挿して外に垂らしても。吊るしたかごを下から見ることで視線も変わるので、置いたときとは違う楽しみ方ができる。

レトロな小ビンを花器の代わりに。

切り花の寿命がくる前に、茎を短く切って小ビンに挿すとまた違った趣に。もちろんコップでもよし、花の部分だけをおちょこに浮かべるもよし。手持ちの器を使って、小さなサイズ感で花を愛でてみるのもおつ。

砂森 聡(すなもり・さとし)●庭師、草盆栽家。自然を感じる庭を数多く手がける。西荻窪『草と花 一草(isso)』に続き、吉祥寺に『ひとくさ』を開店。

『クロワッサン』974号より

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