くらし

11人の料理家たちのポテトサラダのレシピ、一挙ご紹介!

子どもから大人まで、これが食卓にあれば思わず箸が伸びる、万人に愛されているポテトサラダ。
家庭料理の定番であり居酒屋メニューでもあるという懐の深さも魅力です。サラダ特集に登場した料理家たちによる個性豊かなレシピと、ポテサラに一家言ある面々のお気に入り、こだわりを一挙ご紹介!
  • 撮影・青木和義、小林キユウ、三東サイ、黒川ひろみ、土居麻紀子、黒澤義教 スタイリング・高島聖子、矢口紀子 文・黒澤 彩 構成・堀越和幸

渡辺康啓さん

できたてマヨネーズを味わう温かいポテトサラダ。

味の決め手は自家製マヨネーズ。泡立て器だと時間がかかるマヨ作りも、ハンディブレンダーがあればあっというまに乳化できる。「酸味がまろやかでクリーミー。できたてマヨネーズのおいしさは格別です!」

【材料(作りやすい分量)】
じゃがいも 2個(300g)
赤玉ねぎ 1/8個
塩漬けケイパー 10粒
塩・こしょう 各適量
マヨネーズ[卵 1個、米油 160ml、オリーブオイル 20ml、塩 2g、黒酢 小さじ2]

【作り方】
1.容器にマヨネーズの材料を全て入れ、ハンディブレンダーで攪拌する。
2.塩漬けケイパーは付いている塩を洗い流し、水に浸けて1時間ほどおき、塩抜きする。赤玉ねぎは薄切りにする。
3.じゃがいもはよく洗い、皮つきのまま鍋に入れる。かぶるくらいの水を張り、塩少々を入れる。火にかけて沸騰したら弱火にし、竹串がすっと刺さるまで茹でる(約1時間)。皮をむいてボウルに入れ、フォークで粗めにつぶす。
4.じゃがいもが熱いうちに赤玉ねぎを入れ、水気を切ったケイパーを加える。
5.マヨネーズを好みの量を加えて和える。味を見て、足りなければ塩を加える。
6.器に盛り、こしょうを挽き、温かいうちにいただく。

坂田阿希子さん

ふわふわの手作りマヨと男爵でなめらかな口当たりに。

手作りマヨネーズのおいしさが際立つ、具は玉ねぎだけのシンプルサラダ。「油を乳化させながら少量の熱湯を加えることで、ふわふわのマヨネーズになります。じゃがいもはぜひ、淡白で粘度の少ない男爵で」

【材料(2人分)】
じゃがいも(男爵)2個
玉ねぎ 1/6個
マヨネーズ[卵黄 1個分、酢 小さじ1/2~1、塩 小さじ1/3、白こしょう 少々、サラダオイル(クセのない油)200ml、オリーブオイル 50ml、熱湯 小さじ3~4、レモン汁 適量、砂糖 ひとつまみ]
パプリカパウダー 適宜

【作り方】
1.マヨネーズを作る。ボウルに卵黄を溶きほぐし、酢を入れて混ぜ、塩、こしょうを加えて混ぜる。
2.油を少しずつ細く垂らしながら、泡立て器で混ぜて乳化させていく。100mlほど加えるごとに熱湯を小さじ1〜2杯ずつ加える。
3.味をみて足りなければ塩を足し、レモン汁、砂糖を加え混ぜてできあがり。
4.じゃがいもは皮つきのまま丸ごと茹でるか蒸す。熱いうちに皮をむき軽くつぶす。玉ねぎはみじん切りにして水にさらし、水気を切ってから軽く塩(分量外)をしてもみ、水気を絞る。じゃがいもと玉ねぎを合わせ、粗熱を取る。少し冷めたらマヨネーズを大さじ4杯ほど加えて混ぜる。好みでパプリカパウダーを振る。

井原裕子さん

じゃがいもの大きさを揃えず、いろいろな食感を一度に楽しむ。

粉ふきいもにして水分を飛ばすので、ねばつかず、さらっとした仕上がり。大きさを揃えずに切って、ごろっと感やなめらかさを同時に味わおう。「夏はヨーグルトを加えて、さっぱりと。お酒にもよく合います」

【材料(作りやすい分量)】
じゃがいも 5個(750g)
きゅうり 1本
玉ねぎ 1/2個
ロースハム 3枚
卵 3個
A[酢 大さじ2、塩 小さじ1/2、白こしょう 少々]
B[マヨネーズ 60g、プレーンヨーグルト 大さじ2]

【作り方】
1.じゃがいもは皮をむいて一口大に切り、水に3分ほどさらして水気を切る。
2.きゅうりは薄切りにし、玉ねぎは芯を切って縦に薄切りにする。ボウルに入れて塩小さじ½(分量外)を加え混ぜ、5〜6分ほどおく。ボウルに水を入れてさっと洗い、水気を絞る。
3.ハムは1cm角に切る。
4.卵は好みの硬さに茹でて水に取って冷まし、殻をむく。
5.鍋にじゃがいも、かぶるくらいの水を入れて火にかけ、煮立ったらふたをして8〜10分、柔らかくなるまで茹でる。鍋の湯を捨て、中火にかけて混ぜながら水分を飛ばして粉ふきいもにする。
6.5を熱いうちにボウルに入れ、Aを加え混ぜて冷ます。
7.2、ハム、Bを加え混ぜ、茹で卵を粗く崩してざっくり混ぜる。

堤 人美さん

オリーブとタコの旨みにピクルスの酸味が合う夏サラダ。

マヨネーズを使わないという夏のポテサラは、「ワインビネガー、マスタード、ピクルスの酸味をきかせたさわやかな味わいです」。オリーブとタコの旨みにハーブの香りも添えて、白ワインがすすむ洒落た一皿に。

【材料(2人分)】
じゃがいも 3個(450g。皮をむき一口大に切って水に5分さらす)
玉ねぎ 1/4個(50g。粗みじん切りにし水にさらす)
ブラックオリーブ 30g(薄切り)
茹でタコの足 1本(80g。薄切り)
A[ピクルス(刻みタイプ)大さじ3、レモン汁 大さじ1、ワインビネガー 大さじ1、オリーブオイル 大さじ2、マスタード 小さじ2]
ディル 3枝
塩・こしょう 各少々

【作り方】
1.じゃがいもは鍋に入れ、たっぷりの水を加えて茹でる。沸騰後6~7分してすっと竹串が刺さるようになったら湯を捨て、弱火にかけ水分を飛ばし、粗くつぶす。
2.1が温かいうちにAを加え、さっくり混ぜる。粗熱が取れたら玉ねぎとタコ、オリーブを加えよく混ぜ、ディルをはさみで刻みながら加え、さっくり混ぜる。塩、こしょうで味を調える。

内田真美さん

シャキシャキ野菜にクリーミーなポテトのソースをまとわせて。

ほくほくした食感が少し苦手だという内田さん。そこで、メークインをつぶしてポテトソースのようななめらかさに。「ほかの野菜には火を通さず、シャキシャキ感を残して仕上げます」

【材料(作りやすい分量)】
メークイン 3個
酢 小さじ1
きゅうり 1本
人参 1/2本
玉ねぎ 1/2個
塩適量
A[オリーブオイル 大さじ1、マヨネーズ 大さじ2、塩・こしょう 各適量]

【作り方】
1.メークインは皮をむき、3等分くらいにして水から茹で始める。沸騰したら弱めの中火にし、竹串がすっと通るまで茹でる。茹でこぼし、粉ふき状態にしたら、ボウルに移してすりこぎなどでつぶす。酢と塩少々を加え、よく混ぜ合わせて冷ましておく。
2.きゅうりは薄切り、人参はいちょう切りにし、塩少々でもんでおく。玉ねぎは薄切りにして水にさらしておく。
3.1が冷めたら、Aを加えてよく混ぜ合わせる。2の野菜を充分に水切りして加え、全体をよく混ぜ合わせる。シャキシャキの野菜になめらかなじゃがいもをまとわせているという感じで仕上げる。

今井 亮さん

ザーサイ、香菜など中華食材で食べごたえのあるおかずに変身。

「とかく余りがちなザーサイをポテサラに入れたらどうかなと思って、試してみたのが最初です」という中華風のアレンジ。味つきザーサイを使うのでおかず感が増して、ご飯にも、ビールや紹興酒ハイボールにもよく合う。

【材料(2人分)】
じゃがいも 2個
茹で卵 2個
味つきザーサイ 30g
香菜 2枝
A[マヨネーズ 大さじ3、ラー油 小さじ1、しょうゆ 小さじ1、白ごま 小さじ1]

【作り方】
1.じゃがいもは鍋に入れ、かぶるくらいの水を入れて火にかけ、沸騰したら弱火にし、竹串が刺さる程度まで茹でてから皮をむいて一口大に切る。茹で卵は粗くつぶす。ザーサイはみじん切りにする。香菜は1㎝幅に切
る。
2.ボウルにAを入れて混ぜ、1を加えてざっくり混ぜる。

重信初江さん

熱々のじゃがいもを素早くむくのが最大のポイント!

特別なものは使わないけれど、フレンチのマスタードをほんの少し。「とにかく、じゃがいもが熱いうちに皮をむいてつぶします。ごく普通のポテサラですが、宴会などに出すと大人気ですよ」

【材料(2人分)】
じゃがいも(男爵)2個(300g)
玉ねぎ 1/8個
きゅうり 1/2本
塩 小さじ1/4
ハム(スライス)3枚
A[酢 大さじ1、フレンチマスタード 小さじ1、塩 小さじ1/4、こしょう 少々]
マヨネーズ 大さじ4

【作り方】
1.玉ねぎは薄切り、きゅうりは薄切りにして塩を混ぜ、15分ほどおき、軽くもんで絞る。ハムは6~8等分に切る。
2.じゃがいもは洗って濡れたままラップに包み、600Wの電子レンジで3分、上下を返してさらに2~3分、竹串がすっと通るまで加熱する。
3.2を熱いうちにラップをはがして皮をむき、粗い粒が残る程度につぶしてAを混ぜる。
4.少し温かみが残る程度まで冷ましてマヨネーズを加え混ぜ、1を入れて和える。

有賀 薫さん

つぶさず、1cm厚さにスライス。フレンチドレッシングで和える。

「リタイア後に畑仕事を始めた父がよく作っていたポテトサラダです。確か丸元淑生(まるもとよしお)さんのレシピの真似だったはず」。マヨネーズを使わないフレンチドレッシング味で、じゃがいもはスライスして食感を残している。

【材料(3〜4人分)】
じゃがいも 小3個(350〜400g)
玉ねぎ 1/4個
パセリ 1枝
酢小さじ2
オリーブオイル 大さじ2
塩 小さじ1/3

【作り方】
1.じゃがいもは皮ごと柔らかく茹でるか蒸す。玉ねぎは薄切りにして、塩(分量外)を軽くふって10分ほどおいて、水が浮いてきたら布巾につつみ、水にさらしてぎゅっと絞る。
2.ドレッシングを作る。小さめのボウルに酢と塩を入れて混ぜ、オリーブオイルを加えて白っぽくなるまでさらに混ぜる。粒マスタードを加えてもおいしい。
3.じゃがいもが茹であがったら熱いうちに皮をむいて半割りにし、1cmの厚みにスライスする。ボウルに入れて2のドレッシングをまわしかけ、混ぜる。粗熱が取れたら玉ねぎと、刻んだパセリを混ぜ合わせる。

吉田 愛さん

仕上げにかつお節をさっと混ぜて手軽に旨みをプラス。

「ハムやツナなどの具材が家になかったとき、野菜だけだと少し物足りない気がして、かつお節を入れることを思いつきました」。これが手軽でおいしく、今では吉田家の定番に。おかずにもおつまみにもぴったり。

【材料(2人分)】 
じゃがいも 2個(300g)
きゅうり 1/2本
玉ねぎ 1/4個
酢 小さじ1
塩 適量
マヨネーズ 大さじ2〜3
かつお節 3g

【作り方】
1.じゃがいもはよく洗い、1個ずつぴっちりとラップに包む。電子レンジ(600W)で串がすっと通るまで5分ほど加熱し、皮をむく。ボウルに入れてつぶし、酢、塩ひとつまみを加え混ぜ、冷ます。
2.きゅうりは薄切りにし、玉ねぎは縦薄切りにする。ボウルに合わせて塩小さじ1/4をふって軽くもみ、5分おいてから水でさっと洗い、水気を絞る。
3.1にマヨネーズを加えて混ぜ、2とかつお節を加えてさっと混ぜる。

牧田敬子さん

サワークリームとオイルでまろやかな酸味とコク。

マヨネーズではなくサワークリームとオリーブオイルを使うことで、酸味がまろやかになり、ミルクのコクも加わる。「ケイパーの酢漬けと赤玉ねぎは具材というよりも薬味的な存在。味と香りの変化をつけられます」

【材料(2人分)】
じゃがいも(男爵)小2個(250g)
赤玉ねぎ1/2個
サワークリーム90g
オリーブオイル大さじ1
塩小さじ1/2
マスタード小さじ1/2
ケイパーの酢漬け適量

【作り方】
1.じゃがいもは皮ごと柔らかく茹でる。ザルにあげて粗熱を取り、皮をむき、ボウルに入れてフォークでつぶす。
2.赤玉ねぎは薄切りにする。ボウルに入れて塩ふたつまみ(分量外)をふって、水をひたひたに注いでもむ。しんなりしたら水洗いしてキッチンペーパーで水気を取る。
3.ボウルにサワークリームとオリーブオイル、塩、マスタードを混ぜ合わせ、赤玉ねぎとじゃがいもを加えて和える。
4.器に盛りつけ、水気を切ったケイパーを添える。

島本美由紀さん

コンソメ&にんにく風味でビール好きのためのポテサラ。

夫婦揃って大のビール好きという島本さんのポテサラは、コンソメとにんにくの味を基本に、ソーセージや季節の野菜を加えた贅沢なホットサラダ。「じゃがいもはつぶさず一口大に切って、ほくほく食感を生かします」

【材料(作りやすい分量)】
じゃがいも 大2個
玉ねぎ 1/4個
アスパラガス 3本
ソーセージ 5~6本
黒こしょう 適量
A[オリーブオイル 大さじ2、顆粒コンソメ 小さじ2、おろしにんにく(チューブ)2cm]

【作り方】
1.じゃがいもはよく洗い、皮つきのまま2cm角に切る。玉ねぎは1.5cm角、アスパラは斜め切り、ソーセージは斜め半分に切る。
2.耐熱ボウルに1を入れ、Aを加えてよく混ぜる。
3.ふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600W)で5分加熱する。
4.取り出してひと混ぜし、ラップを戻しかけてもう2分加熱する。器に盛り、黒こしょうをふる。

『クロワッサン』1071号より

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

SHARE

※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。