都内の静かな住宅街にある辻村邸。夫妻がそれまで暮らした兵庫県宝塚市から東京に移り住んだ2005年に、息子と共に建てた二世帯住宅だ。地下1階・地上3階建てで、1階と地下フロアに辻村夫妻が暮らす。
南側に地下から1階にかけて、吹き抜けと大きな窓があり、室内にはたっぷりと外光が降り注ぐ。観葉植物がぐんぐん育つ明るい空間だ。
白い壁と天井のシンプルなリビングは、長年使い続けた家具、旅行好きな夫妻が海外旅行から持ち帰ってきた調度品やオブジェに加えて、夫・章宏さんの陶芸作品、妻・紀子さんが描いた絵画や銅版画が彩る。