理想の住まいとは、どんな家でしょうか。
こだわりたいのは、立地や方角、広さといった不動産的観点? 建具や家具などのインテリア? 妥協できないポイントは人によると思いますが、後者においては「自分で作る」ことで解決すると、今回の取材でわかりました。
フリーエディターの片岡延江さんは、セルフリノベーションの達人とも呼びたい方。購入した中古物件を自らの手で修繕して(塗装や木工、電気工事まで!)、好みの家に仕上げます。
既に数軒を手がけ、中には賃貸物件として貸し出している家も。自分が壁塗りをした家にほかの誰かが住んでいるなんて、考えるだけでワクワクします。
DIYアドバイザーのEHAMIさんは、自身が住む賃貸住宅をドラマティックに模様替えして暮らしています。原状回復という絶対条件はもちろん押さえつつ、床や壁紙はもちろん、棚や家具もまるで備え付けてあったかのような完成度で作ってしまう手腕は必読です。
簡単な家具はささっと作り、「ここにこんな棚があったらいいな」と思ったら難なく完成させてしまうエキスパートたちに感化され、どこにも行けないゴールデンウィーク、私もにわかDIYに挑戦してみました。
まずはリビングの収納スペース。
プラケースなどを積み重ねて不安定&不便だったにもかかわらず、引っ越し後8年間も我慢(放置)してきた場所です。ここの内壁に棚受けを取り付け、ホームセンターでカットしてもらった棚板を設置。シンデレラフィットとまではいきませんが、天地左右なるべく合うサイズの無印良品の収納ケースを並べて、見た目もスッキリ!