仕事帰りに子どもたちを迎えに行き、帰宅してから夕食の準備。寿木さんは準備に費やす時間を30分と決めている。
「鍋でごはんを炊いて蒸らしあがるまで25分程度かかります。この炊飯時間に合わせて、おかずと汁物を作り、献立を仕上げます。平日は手のかかる料理をしないので帰宅して30分後には”いただきます”ができています」
炊きあがりと同時にすべての料理を完成させるには段取りが命。ひとつの場所で行う作業は一度に済ませる。まな板で野菜を切る、フライパンで野菜を焼く、これらは一気に行うのがコツ。
火を使う作業では、炒め物のようにつきっきりになる料理より、蒸し焼きやある程度ほったらかして焼くレシピのほうが段取りに組み込みやすい。このように火を制することが時短料理のカギ。
さらに、30分調理で生きてくるのが朝の「ちょい仕込み」。
「汁物のじゃがいもは朝の仕込みで泥を落として切っておきます。昆布といりこを浸した出汁や酢、砂糖、塩を混ぜた寿司酢も朝作っておくと手早くできあがります」
それでは実際にどのような段取りで進めていくのか、ライブ形式でお届けします!
【献立】
・鯛と菜の花の寿司
・スナップえんどうとれんこんのほったらかし焼き
・じゃがいもとわかめのスープ