仕事を終えて帰宅し、くたくたの状態での夕食作り。ゼロから料理をこしらえるのがいかにしんどいか、嫌というほど経験している人も多いはず。
そんな夕食準備の時間を劇的に短縮させるテクニックが、出かける前、朝の10分間を利用した「ちょい仕込み」だ。
「朝、10分間で簡単な仕込みをして、帰宅後30分で夕食を作ります。全部作ってしまうのではなく、少しだけ仕込むのがポイント。今の仕事に就く前は出版社の編集者として忙しい日々を送っていました。そのときに編み出したのが、この方法です」
たとえば、ちょい仕込みのバリエーションは以下のとおり。
朝の10分で野菜の泥を落としておくだけでも、ひと手間省ける。青菜を塩揉みしておけば、そのまま小鉢の一品にも汁物の具にもなる。朝食準備でまな板と包丁を使うついでに野菜を刻んでおくのもよし。汁物や炒め物などにさっと使える。
万能ドレッシングを作っておけば、さまざまな料理のトッピングになるし、肉や魚を調味料に漬けておけば、焼くだけでメインディッシュのできあがり。
たかが10分。されど10分。時間を上手に配分すれば、夕食準備の負担はぐっと減る。慌ただしい朝でも10分なら、自分のコントロール次第で捻出できるはず。ぜひ、お試しあれ。