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スペインの丸ごとにんにくとひよこ豆の炊き込みごはん【美才治真澄さんのヨーロッパのスパイス料理レシピ】

食品の保存性を高めたり、味わいに彩りを添えるものとして、世界中で欠かせないスパイスの力。ヨーロッパ各地で根付いた料理を食卓の新たな定番候補に!
  • 撮影・黒川ひろみ 文・大澤千穂

【スペイン】丸ごとにんにくとひよこ豆の炊き込みごはん

パプリカパウダー
辛みのない唐辛子粉。肉の煮込み料理や米、野菜などの料理に広く使われる。代表的なものにハンガリーなど東欧周辺の「グーラッシュ」と呼ばれる伝統的なシチューがある。

熱が加わってペースト状になったにんにくは、びっくりするくらいなめらかで新鮮なおいしさ。

パプリカで鮮やかな色を料理に添えて。

甘さのある香りと赤い色味が特徴のパプリカ。色素が油に溶けやすいので、油とともに料理に使うと目にもおいしいひと皿に。「甘い中にかすかに苦い後味が残るパプリカが、きれいな色味とともに炊き込みご飯に複雑な味わいをプラスしてくれます」

【材料(2人分)】
米1カップ
ひよこ豆水煮1カップ
レーズン大さじ3
トマト1個(粗みじん切り)
にんにく1個(大きい場合はレンジで1分ほど加熱しておく)
コンソメスープ(または湯)300ml
オリーブオイル小さじ2
パプリカパウダー小さじ2

【作り方】 
1.厚手の鍋にオリーブオイルをひいて中火にかけ、ひよこ豆、レーズンを炒める。油が回ったらトマト、パプリカパウダーを加え、トマトが崩れるまで炒める。
2.1に米を洗わずに加えて炒め合わせ、熱いコンソメスープを注ぐ。
3.木べらなどでかき混ぜ、スープが煮立ってきたらにんにくを真ん中にのせて蓋をし、強めの弱火で25分ほど加熱する。器に盛るときににんにくの皮をむいてフォークなどで潰し、ご飯につけながら食べる。

辛さよりも香り重視で、素材の持ち味を引き立てます。

美才治真澄(びさいじ・ますみ)さん●フードコーディネーター。企業、メディアに向けたメニュー提案、調理、スタイリングなどで活躍中。管理栄養士として栄養相談なども行っている。

中世のヨーロッパ人を大航海へと駆り立てた理由のひとつが、スパイス。当時、手に入りにくいものも多く、今では考えられないほど貴重で高価なものだった。けれど、時代を経て各国に定着したスパイスは、今ではヨーロッパ料理には欠かせないものになっている。

「スパイスは、ヨーロッパで幅広く使われているハーブからは得られない、独特な香りや色付け、防腐作用といった役割を担うもの。味に奥行きやメリハリをつけ、風味や彩りを加えるのにも役立っています」

と、美才治真澄さん。ハーブとともに組み合わせるのも、ヨーロッパ流の使い方。

『クロワッサン』1023号より

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