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金継ぎで好きな器をずっと使い続ける。【スタイリスト・矢口紀子さん】

暮らしや家族の記憶とともにある、長く親しんだ〈我が家の道具〉。自分で直してとことん付き合う、実践例の紹介です。

撮影・徳永 彩(KiKi inc.) 文・松本あかね

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矢口紀子(やぐち・のりこ)さん●スタイリスト。インテリア、雑貨を手掛けるスタイリストとして、雑誌、広告、ショップディスプレイの分野で活躍中。
矢口紀子(やぐち・のりこ)さん●スタイリスト。インテリア、雑貨を手掛けるスタイリストとして、雑誌、広告、ショップディスプレイの分野で活躍中。
左は「にゅう」と呼ばれる細い亀裂、右は小さな欠けの「ほつれ」。漆と金の力で器が表情も新たに生き返る。
左は「にゅう」と呼ばれる細い亀裂、右は小さな欠けの「ほつれ」。漆と金の力で器が表情も新たに生き返る。
パテ状の漆を充填→黒呂色(くろろいろ)漆を塗る→金粉を蒔(ま)く、が、ざっくりした手順。漆の乾燥には1〜2週間ほど。慌てても仕方ないので、時々、霧吹きをして湿度を保ちつつ、基本「ほったらかし」。
パテ状の漆を充填→黒呂色(くろろいろ)漆を塗る→金粉を蒔(ま)く、が、ざっくりした手順。漆の乾燥には1〜2週間ほど。慌てても仕方ないので、時々、霧吹きをして湿度を保ちつつ、基本「ほったらかし」。
乾いたら、今度ははみだした漆を削る「研ぎ」。その後、漆を塗って削る作業を数回繰り返す。デザイン用カッターは刃が薄く削りやすい。使いやすい道具があると工程を楽しめる。
乾いたら、今度ははみだした漆を削る「研ぎ」。その後、漆を塗って削る作業を数回繰り返す。デザイン用カッターは刃が薄く削りやすい。使いやすい道具があると工程を楽しめる。
プラモデル用の面相筆やデザイン用カッターなど、金継ぎ専用でないものも取り入れた。道具は買い足したものの、キットの材料を10年近く使い続けているというから、かなりお得と言えそう。
プラモデル用の面相筆やデザイン用カッターなど、金継ぎ専用でないものも取り入れた。道具は買い足したものの、キットの材料を10年近く使い続けているというから、かなりお得と言えそう。

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