くらし 金継ぎで好きな器をずっと使い続ける。【スタイリスト・矢口紀子さん】 暮らしや家族の記憶とともにある、長く親しんだ〈我が家の道具〉。自分で直してとことん付き合う、実践例の紹介です。 記事をシェア X Facebook LINE リンクをコピー 2020.05.15 撮影・徳永 彩(KiKi inc.) 文・松本あかね 写真ギャラリー 矢口紀子(やぐち・のりこ)さん●スタイリスト。インテリア、雑貨を手掛けるスタイリストとして、雑誌、広告、ショップディスプレイの分野で活躍中。 左は「にゅう」と呼ばれる細い亀裂、右は小さな欠けの「ほつれ」。漆と金の力で器が表情も新たに生き返る。 パテ状の漆を充填→黒呂色(くろろいろ)漆を塗る→金粉を蒔(ま)く、が、ざっくりした手順。漆の乾燥には1〜2週間ほど。慌てても仕方ないので、時々、霧吹きをして湿度を保ちつつ、基本「ほったらかし」。 乾いたら、今度ははみだした漆を削る「研ぎ」。その後、漆を塗って削る作業を数回繰り返す。デザイン用カッターは刃が薄く削りやすい。使いやすい道具があると工程を楽しめる。 プラモデル用の面相筆やデザイン用カッターなど、金継ぎ専用でないものも取り入れた。道具は買い足したものの、キットの材料を10年近く使い続けているというから、かなりお得と言えそう。 この写真ギャラリーの記事を読む 関連記事 お気に入りに出合える、うつわと台所道具の店案内。 日々のテーブルを印象的にする、食器選びや料理の盛り方7つのテクニック。 “ゆるゆる漢方家”による、こもった熱を発散させる夏の養生。 広告 TAGS #うつわ #おうち時間 #修繕 #暮らしの道具・決定版。 #矢口紀子 #納得・満足!暮らしの道具。 #道具 #金継ぎ HOME くらし 金継ぎで好きな器をずっと使い続ける。【スタイリスト・矢口紀子さん】