くらし

漢字について、ゆっくり話そう。【笹原宏之さん×篠宮 暁さん 対談】

普段何げなく扱っている漢字。その魅力や日本人との関係についてあらためて考えてみませんか。
  • 撮影・青木和義　スタイリング・山崎康洋（篠宮さん） 文・嶌 陽子

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（左）篠宮 暁さん　お笑い芸人（右）笹原宏之さん　早稲田大学社会科学総合学術院教授
「鬱」は、中世から様々な略字が考えられてきた。上はJISの第1水準にある俗字。だが「鬱」が最も「鬱っぽく見える」とよく使われ、常用漢字に。
篠宮さんの”秒で覚える漢字”は独特の発音や節回しが特徴。一度聞くと耳から離れず、クセになる。篠宮さんのツイッターやYouTubeで見られます。
憂鬱な気分も消えてくる。
1.キカンキワ、
2.キョウ、
ワチャ、ワチャ、ワチャ、ワチャ、
ヒミー。
笹原宏之（ささはら・ひろゆき）さん●早稲田大学社会科学総合学術院教授。日本語と漢字について古代から現代まで研究。国語辞典の編集にも携わる。著書に『日本人と漢字』（集英社インターナショナル）など多数。
もともと「坐」はすわるという動作を表し、「座」はすわる場所、つまり名詞として用いられていた。「座」の部首「まだれ」は家、建物などを表す。
「尋」は長さの単位。人間が両手を広げた約150cmを表す。よく見ると左と右のパーツ「工」と「口」が入っている。成り立ちで覚えやすい漢字。
カタカナで書くよりゴージャス。
1.クサツチ、
2.ジンジンカイ、
3.クサ、
4.ビー、
5.イー。
篠宮 暁（しのみや・あきら）さん●お笑い芸人。1999年にお笑いコンビ「オジンオズボーン」を結成。2019年10月、ツイッターに「秒で覚える漢字」を公開、話題となる。日本漢字能力検定2級。
モデル蛯原友里さんと雑誌『CanCam』のおかげでこの字を読める女子大生が増えた。「蛯」は中国から入ってきた「蝦」を日本人が変化させたもの。
以前から「あきざくら」や「シュウオウ」という読み方がコスモスの意味で存在していたが、1977年の歌の大ヒットで「コスモス」の読みが一般的に。
最後の「モー」は勢いで書いて。
1.キウゴコロ、
2.サラチョウ、
3.キ、
4.モー。
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#お茶の時間 #対談 #漢字 #笹原宏之 #篠宮暁

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