食材をあますところなく調理し、美味しく食べきれたら。それは食品ロスの軽減になるはず。そこで日本料理店での修業経験を持ち、まかない料理の知恵も豊富な料理研究家の吉田愛さんにアイディアを聞いた。
「和食は見た目の美しさも大きな要素です。野菜の皮を家庭よりも厚く剥いたり、椎茸の軸は取り除いたりします。出汁をとったあとの材料などもありますね。それらはもちろん捨てず、まかないとして、より美味しく食べるよう、工夫していました」
今回は吉田さんが修業時代に実際に作っていたものや、少しだけ残りがちな食材を使い切るレシピを提案する。