くらし

【山田ルイ53世のお悩み相談】不登校の小4の息子の勉強をどうサポートすべきでしょうか。

お笑いコンビ髭男爵のツッコミ担当で、作家としても活動中の山田ルイ53世さんが読者のお悩みに答える連載。今回は不登校の息子に学力サポートに悩むシングルマザーからの相談です。
  • 撮影・中島慶子

<お悩み>
今年6月から不登校になった小4男児の母です。 勉強についての悩みです。
2年前に離婚し、息子には小6の姉がおり私と3人ぐらしです。
離婚後は面会交流を月に4回前後、子供たちの誕生日や年末年始は元夫含む4人で食事をし、2ケ月に1度は義母と私、子供2人で離婚前から恒例の外出、私の両親は頻繁に子守に来てくれ、引越はしましたが転校なし。つまり極力離婚前と変わらない生活をしてきました。
担任の先生とも相性がよく不登校になってからも、うちに迎えにきてくれたり、うちに上がって勉強を教えてくれます。息子も夕方学校へ行きプリントをもらったりしています。学校へは私も行き、イジメは無いと確信しています。
スクールカウンセラー、区の教育センター、小児科発達心理、習い事の先生。連携できる所へ全て本人を連れて行き、相談済み。
不登校になった理由を追究するのは諦めないといけない気もしますが、本心では知りたいです。私に改善点あるならば指摘してほしいですが、まだありません。
不登校は受け入れるしかないと気持ちに余裕はでてきましたが、登校しているのと同等の勉強をする場が無いことに困ってます。塾には通っていますし配慮をしていただいてますが、カバーしきれません。元々勉強は得意ではないし、通信講座に申し込み私が少しずつ教えてますが、とても追いつけないです。
山田様は不登校時代、勉強はどうされてましたか。
(ケセラセラ/女性/保険会社コールセンターの会社員。母子家庭。小4男児、小6女児の母親です。)

山田ルイ53世さんの回答

筆者の場合、ラジオ講座とかが中心であとは参考書などでの独学でした。
何しろ、改めて振り返ると、中2の夏に”ひきこもり”となって以降、人生で「誰かに勉強を教わった」という記憶がありません。
基本、家に籠りっきりなので、塾とか習い事とは無縁。
筆者が当時、「登校しているのと同程度」のことが出来ていないなと思ったのは、理科の実験だとか体育、音楽、美術といった類の教科でしょうか。
今考えても随分”手薄”だったなと思います。

対して、ケセラセラさんが息子さんになさっていることはと言えば……万全。
これ以上ないように筆者には思えるのですが、如何でしょう。
文面からは、相談者の几帳面なお人柄も伝わってきますし、筋道を立てて物事を考え、全てをきちんとコントロールしておきたい方なのかなとお見受けします。
いや、見当違いでしたら申し訳ない。
ただ万全なだけに、
「まるで、学校に通っているようだ……」
との感想も持ちました。
いや、筆者も2児の父。
相談者が息子さんを何とかしようと、一生懸命やってらっしゃるお気持ちは痛いほど分かる。
ただ、息子さんの不登校の理由の1つに、学校というシステム(勉強のペースとか皆で集まって同じことをするノリなど……)自体が肌に合わず馴染まなかったといったようなことがもし含まれていた場合、ちょっとしんどそうだなと頭を過った次第です。
“追いつけない”と仰いますが、追いついてしまったら、それはもう学校と同じなのではないでしょうか。
筆者はどちらかと言えば、
(学校に行っておけば良かった……)
と後悔しており、
「ひきこもった6年間は無駄だった」
と常々口にもしています。
とは言え、それはあくまで”自分に限って”のこと。
価値観は人それぞれで、学校に行くことが正義で、標準的で、常識的選択だなどとは全く考えていません。
なので、”追いつけない”というのは違和感がある。
まあ、只の老婆心。
聞き流して頂いて結構です。

いずれにせよ、今日明日どうにかなるという事柄ではありません。
あまり根を詰めすぎると、息子さんも、何より相談者の方が疲れ果ててしまう。
それが一番拙いことだと思います。
くれぐれも、お友達との食事会や趣味等、ご自身が楽しむ時間を必ず確保しておきましょう。
お名前の通り「ケ・セラ・セラ」の精神をお忘れなく。

山田ルイ53世●お笑いコンビ、髭男爵のツッコミ担当。本名、山田順三。幼い頃から秀才で兵庫県の名門中学に進学するも、引きこもりとなり、大検合格を経て愛媛大学に進学。その後中退し、芸人へ。著書に『ヒキコモリ漂流記』(マガジンハウス)、『一発屋芸人列伝』(新潮社)、近著に『一発屋芸人の不本意な日常』(朝日新聞出版)。
⇒ 公式ブログ

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