生姜は南方原産の野菜。寒さに弱いため、保存するときは、少し濡らした新聞紙やキッチンペーパーに包んで、15℃前後の場所で。 「生姜を、酢漬けや、佃煮、シロップにするのも、長期保存の知恵です。シロップにしておくと、炭酸水で割ればジンジャーエールに、焼酎で割ればジンジャーハイで楽しめます」。こう話してくれたのは、栃木県で漬物会社を営む、遠藤栄一さん。
シロップにはスパイシーな〝ひね生姜〟を。酢漬けや佃煮には、新生姜を使うのがおすすめ。 「ひね生姜は、収穫から2カ月以上おいて出荷するもの。新生姜は、収穫後すぐ出荷するもので、繊維が柔らかくて辛味が穏やか。ガリにすると、淡いピンク色を楽しめます。佃煮は、汁気を飛ばしておくと長持ち。そのまま盛ってもいいですし、刻んで、ふりかけのように食べてもおいしいです」