からだ

Vol.25 過敏性腸症候群の薬を飲んでいますが、治りません。【40歳からのからだ塾WEB版】

4週間試して効かないサプリは
継続する必要なし

最後に、便秘解消のため、食物繊維や乳酸菌のサプリメントなどをとるときの注意点を教えてもらいました。
「便秘の改善には、食物繊維をたくさんとったほうがいいとよく言われますが、過敏性腸症候群で、腸の伸展知覚過敏性(収縮運動時に痛みを感じやすい状態になること)がある人は、食物繊維をとるとかえってお腹が痛くなることが。また、プロバイオティクス(ビフィズス菌や乳酸菌など)にも、病院で処方できる物があり、チョイスがたくさんあります。食物繊維にしても、乳酸菌にしても、どのようなものをとったらよいのか、担当医に指導してもらうとよいでしょう。市販の健康食品やサプリについては、4週間とって効かないものは、効果がないとみて、別のものを試した方がよいと思います」(木下さん)

このように、便秘にもいろいろな治療法や薬や対処法があるのですね。
「過敏性腸症候群(IBS)」は、自己流ではなかなか治らないと言われます。我慢せず、受診してみることが大事ですね。

ご協力いただいた医師

木下芳一さん 島根大学医学部第二内科教授、島根大学医学部付属病院副病院長

きのした・よしかず●神戸大学医学部卒業。消化器疾患の薬物治療を専門とし、日本消化器病学会の各種ガイドライン作成にも携わってきた、消化器内科のスペシャリスト。

※症状や治療法には個人差があります。必ず専門医にご相談ください。

ライター、メノポーズカウンセラー 及川夕子
更年期、まっただ中のライター。最近、ちょっと休んだぐらいでは疲れが抜けなくなってきて、以前よりもカラダのメンテが欠かせなくなったと実感。とはいえ、カラダの変化をポジティブに捉え、同年代の女性の健康に役立つさまざまな情報をお伝えしていきたいと思っています。ただいま、ヨガやマインドフルネスを実践中。ホルモン補充療法も試してみたい!
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