からだ

Vol.23 首に小さいイボができます。【40歳からのからだ塾WEB版】

治療を受けるときには、以下の点も知っておくとよいですよ。
  • 治療後は2カ月ほど紫外線を避けた方がよいので、秋口から治療をするのがお勧め。
  • ハサミでの切除や液体窒素療法なら、保険診療で1回2000円前後とそれほど高額にはなりません。電機メスやレーザー治療は自費になる場合があるので、費用や設備があるかどうかについては受診前に確認しておきましょう。

そのほか、こんなことも工藤さんに聞いてみました。

治療後の再発はあるの?

「治療後、全く同じ場所に再発するということはありません。しかし、アクロコルドンやスキンタッグは多発する特徴があるので、再発ではないけれど、同じ部位にイボができることはあるでしょう」

自己流で、ハサミを使ってイボを切除してもよい?

「病院では、減菌した医療用のハサミを使っています。家庭用のハサミで皮膚を傷つけると、そこから感染することもあります。自己流で切除しようとするのはやめたほうがいいですね」

切除以外の方法やセルフケアでイボを取ることはできる?

「全ての人に効くわけではありませんが、小さなイボなら、はと麦茶やヨクイニンの内服薬(市販の漢方薬でもOK)、サリチル酸入りの軟膏(ピーリング効果がある処方薬)が効くことがあります。これらを3〜4カ月試しても効かない場合は、治療を考えましょう」

イボなのか、皮膚腫瘍なのか、ホクロなのか。判別がつかない場合も、皮膚科医の診察を受けた方が安心です。
気になっている方は、一度相談してみてください。

ご協力いただいた医師

工藤清加さん わかばクリニック院長

くどう・さやか●総合病院の皮膚科・内科を経て現職。健康美容をトータルにとらえた総合医療を提供。レーザー治療では10万件を超える症例経験を持つ。専門はアンチエイジング研究。

※症状や治療法には個人差があります。必ず専門医にご相談ください。

ライター、メノポーズカウンセラー 及川夕子
更年期、まっただ中のライター。最近、ちょっと休んだぐらいでは疲れが抜けなくなってきて、以前よりもカラダのメンテが欠かせなくなったと実感。とはいえ、カラダの変化をポジティブに捉え、同年代の女性の健康に役立つさまざまな情報をお伝えしていきたいと思っています。ただいま、ヨガやマインドフルネスを実践中。ホルモン補充療法も試してみたい!
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