【夏でも休めない人の疲労回復術】90分走り続けるために──サッカー審判員・山下良美さん
文・長谷川未緒
「年齢とともに試合後の疲労度合いが増すと感じて、疲労予防と回復にさらに重きを置くようになりました」
と語るのは、サッカーの国際審判員として活躍する山下良美さん。フィールドではボールの近くで判定できるように、90分間、選手に負けないくらい走り続ける。そのため、週6日のトレーニングは欠かさない。
トレーニング前には、体の負荷を減らすために大きく体を動かすダイナミックストレッチを必ず行い、終了後はフォームローラーで体をほぐす。また、ミネラルを入れた水で水分補給をしたり、筋肉づくりにも必要な必須アミノ酸やプロテインを補ったりと、日頃から体の内側のケアも念入りに。さらに、夏場や暑い国での試合に備え、重ね着をして室内トレーニングをしたり、ホットヨガに通うなど、汗をかきやすい体をつくることも大切にしている。
「毎年、フィットネステストに合格しないと、審判を続けられません。年齢とともに体も変化しますから、向上を目指し続けることで、ようやく今のレベルを維持できるんです。だからこそ、しっかり疲労を回復して疲れにくい体を作り、日々の努力を積み重ね、よいパフォーマンスにつなげていきたいです」
山下さんのリカバリー法① 運動前の動的ストレッチ
試合前やトレーニング前は、体を大きく動かすダイナミックストレッチを行う。「合わせて5分ほどでも、体の負担を軽くして、怪我を防ぐ効果があります。散歩前や軽い運動時もおすすめです」
山下さんのリカバリー法② 重ね着をして汗腺を開く
「トレーニング後にもかかわらず暑さを感じないことがあって」。汗をかきやすい体をつくり、暑さに順応できるよう、涼しい季節や室内では、上は3枚、下は2枚、重ね着して体を動かしている。
山下さんのリカバリー法③ 必須アミノ酸をこまめに
日常の疲れを早く回復してくれる、必須アミノ酸。食事にも気を配っているが、不足分はサプリでも補給。「パウダーより気軽なタブレットを愛用。常に体内で不足しないよう、1日5回に分けています」
山下さんのリカバリー法④ 水にミネラルを入れる
大量に汗をかくため、ふだんからミネラルを入れた水を飲んでいる。「ミネラルが不足すると、体が水分を吸収できなくなる上、筋肉がうまく働かず、つりやすくなるので、マグネシウムを中心に摂取」
『クロワッサン』1173号より
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