昼は活動的、夜は休息モードとなる体内リズムが人間には備わっており、このリズムが崩れると、昼間に頭がぼんやりしたり夜よく眠れなかったり、さまざまな体の不調につながっていく。体内リズムの周期は24時間より少し長いため、日々ズレを修正して体内時計をリセットする行動が必要に。
「体内リズムを一定にするには、毎日ほぼ同じ時間に起きることが大事。2時間くらいまでの差は許容範囲なので、たとえば平日7時に起きている人は、休日も9時くらいまでには起きたほうがいいということになります」
と、「休養&疲労回復の専門家」として活動している福田英宏さん。週末ゆっくり朝寝をきめていると体内リズムが崩れ、立て直すには3日間ほどかかってしまうという。また、起きたあとに“どう過ごすか”も肝心。
「時間がなくて朝からバタバタしてしまうと、自律神経に影響が。副交感神経からいきなり交感神経にスイッチが替わり、どっと疲れてしまうんです。できれば30分でも余裕を持って起きると、気持ちを焦らせてリズムを崩すということもなくなります」