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鶏肉ときゅうり揚げ、黒酢和え【渡辺有子さんのレシピ】

食欲がないときでも、負担なく食べられるのが、酸っぱいおかず。
おいしく、ヘルシーに。酷暑を乗り切るためのとっておきレシピ。
  • 撮影・高杉 純 スタイリング・矢口紀子 文・松本昇子

鶏肉ときゅうり揚げ、黒酢和え

きゅうりは炒め物にも合う身近な食材。
揚げると水分が抜けて、いい食感に。黒酢のまろやかな酸味が食欲をそそる。

【材料(2~3人分)】
鶏もも肉 大1枚
きゅうり 1本
ししとう 8本
しょうゆ 大さじ1
片栗粉 適量
揚げ油 適量
A[黒酢 大さじ2と1/2 きび砂糖 大さじ1 にんにく(つぶす)1/2かけ]

【作り方】
1.鶏肉は余分な脂や筋を取り除き、6等分に切ってしょうゆを振り、よく揉み込
む。
2.Aをよく混ぜ合わせておく。
3.きゅうりは大きめの乱切り、ししとうは竹串で穴を数カ所あける。
4.フライパンか鍋に揚げ油を温めはじめる。1に片栗粉を薄くまぶして低温からゆっくり揚げ、油をきる。
5.鶏肉の後にきゅうりとししとうを素揚げし、油をきる。
6.鶏肉、野菜を2の黒酢にさっとくぐらせ、器に盛り合わせる。

暑い日や疲れているときに、さっぱり食べられて体にもいい酸っぱい料理。

「疲労や怠さの軽減も期待できるおかずは、この時季の食卓の強い味方」と言うのは、料理家の渡辺有子さん。ビタミン類やカリウム、カロテン豊富な夏野菜に、クエン酸効果のある酸味はぴったりの組み合わせ。

「ただし、酸っぱければいいということではありません。加えすぎると、味や食材のまとまりをなくしてしまいますから気を付けて。また、糖分を加えると、角のない、丸い酸味になります」

米酢の味わいが汎用性は高いが、まろやかな千鳥酢、さわやかな果汁など酸味にも個性がある。特性を知り、素材に合った味を選ぶのがコツだ。おいしく食べて、夏バテ予防を。

渡辺有子

渡辺有子 さん (わたなべ・ゆうこ)

料理家

東京・代々木上原、西荻窪、千駄ヶ谷にてギャラリー「FOOD FOR THOUGHT」を主宰。料理教室をはじめ、雑誌や広告、イベント等で活躍。著書多数。

『クロワッサン』1099号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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