体内時計を朝にリセットして、夜の睡眠をはじめとする生活をきちんと整えることで、日頃の不調から脱することができる。そのためには、いつ、何を食べるかが大切な鍵に。その要となるのは朝食、と管理栄養士の古谷彰子さん。
「平日は早起きをしていても、週末に遅くまで起きて翌日も寝溜めをすると、体内時計がずれ込み、社会的時差ボケという状態になります。解消するには、朝食を摂るようにすることが大切に」
欠かせないのはタンパク質。一日の必要量の重きを朝食に持ってくるとよいという。また、朝食で血糖値を上げてインスリンをしっかり出すと、体内時計がリセットされ、一日のスタートを体に知らせることができる。
「糖質を摂ることも忘れずに。魚の油に含まれるDHA、EPAも体内時計のリセットに欠かせないので、摂れる範囲で取り入れてみましょう。タンパク質、糖質を摂ることで、夜型だった人も3、4日ほどで自然と朝同じ時間に目覚めることができるようになります。夜もだいたい同じ時間に眠くなるなどよい循環が生まれ、体調も気持ちも整っているのを感じられるはず」