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肉巻きかぼちゃのバルサミコソース【吉田愛さんの減塩おつまみレシピ】

塩味をぐっと控えても、お酒が進む味を追求できる。「おつまみ=塩がきいている」という認識を、がらりと変えるレシピを紹介。
  • 撮影・黒川ひろみ

肉巻きかぼちゃのバルサミコソース

【これで減塩】深い甘味とコクのあるバルサミコを使ったソース。塩分控えめで、ワインに合う味に。

素材の味わいを存分に引き出せば、薄味なのに赤白ワインが進む。

香ばしく焼き付けた豚肉が、甘いかぼちゃを引き立てる。

【材料(2人分)】
かぼちゃ 1/8個
豚バラ薄切り肉 8枚
サラダ油 小さじ1
塩・コショウ 各少々
A[バルサミコ 大さじ3、醤油・砂糖 各小さじ1/2]

【作り方】
1.フライパンにAを入れて火にかけ、煮立ったら弱めの中火にして軽くとろみがつくまで3分ほど煮詰める。
2.豚肉に軽く塩とコショウをふる。かぼちゃは種とワタを取り、ラップに包んで電子レンジ(600W)で1分加熱する。横半分に切ってから、縦4等分に切って豚肉を1枚ずつ巻く。
3.フライパンにサラダ油を中火で熱し、2を並べる。焼き色がついたら上下を返し、蓋をして火が通るまで弱火で4〜5分蒸し焼きにする。
4.3を器に盛り、1をかける。

香り、旨味、食感を活かせば、 減塩でも絶品!

「おつまみといえば、塩味がきいていて、一口食べてグビグビッとお酒を飲んで……というイメージがあるかもしれません。もちろん、それも捨てがたいのですが(笑)」と笑うのは、唎酒師の資格を持ち、日本料理店で働いていた経験もある料理研究家の吉田愛さん。

「お酒を美味しくするおつまみに、必ずしも濃い味付けは必要ありません。ただ、塩を減らすなら、香辛料や香味野菜、味の出る食材の力を借りて、しっかりと素材の旨味を引き出すことが大切です。揚げ衣やナッツの食感を足してもいいですね」

素材が活きた、軽やかな減塩おつまみのアイディアを実践してみよう。

吉田 愛

吉田 愛 さん (よしだ・あい)

料理研究家

京都での修業経験や唎酒師の資格を持ち、和食やおつまみに定評が。著書『2品献立でかんたん和食』が好評発売中。

『クロワッサン』1076号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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