一日に取っていい塩分は女性6.5g、男性7.5g未満、意識していないとすぐにオーバーしてしまう。
管理栄養士でフードコーディネーターの大島菊枝さんは、「WHOの世界基準は一日5g(小さじ1杯程度)とさらに少ないんです。日本では味噌汁、醤油、漬物と、塩分の高いものが好まれてきました。味噌汁を薄味にして具だくさんにしても、限界があります。味噌汁は飲まないという選択もあります」と言う。
たとえ濃い味に慣れ親しんでいても、「1週間もあれば、舌が薄味に慣れるので、食材の1%の塩分をまず試してみてください。大切なのは、いかに減塩を意識するか。日々の積み重ねで全然違ってきますから。薄味でもおいしく野菜を食べるには、新鮮なものを選んで、苦みやえぐみが出る前に調理すること。意外にも塩分が控えめな、マヨネーズも上手に使いましょう」