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腸内&ホルモンバランスを整える、大豆ペーストを使った藤井恵さんの2つのスープレシピ。

腸の健康のために有効な食材は「朝食でしっかり摂っておく」のが藤井恵さんのマイルール。
毎日続けることが大事だからこそ、忙しい朝でも手軽に作れるスープが活躍するといいます。
  • 撮影・岩本慶三 文・葛山あかね スタイリング・本郷由紀子

腸内&ホルモンのバランスを整えます。

大豆製品も積極的に取り入れているという藤井さん。

「女性は何かとホルモンバランスも崩れがちですから、腸内環境を整えるとともに、イソフラボンも一緒に補給してしまおうかと」

大豆を塩ゆでにしたり、浸し豆にしたり。最近では乾燥した大豆を水で戻してミキサーにかけてペースト状に。曰く「食物繊維が残る豆乳みたいなもの」。これを冷凍保存するといいます。

「いつもの味噌汁にさっと入れて呉汁(ごじる)のようにしてもよし、季節の野菜でつくるポタージュの中に入れてもいい。多様に応用できて、あると本当に便利ですよ」

ほかにもハンバーグの種に加えれば、コクのある味わいになるとか。お試しあれ。

大豆ペースト

【材料】作りやすい分量
大豆(乾物) …… 300g
水 ………………… 適量

【作り方】

1.大豆は洗い、約4倍の水(分量外) に6〜8時間浸す(夏場は冷蔵庫に入れて)。
2.ミキサーに戻した大豆と、大豆が浸かるほどの水を加えて滑らかになるまで攪拌する。
3.【10日 冷凍保存可能。】ジッパー付きの保存袋に②を入れ、平らに伸ばして冷凍庫で保存。1〜2日で使いきるなら冷蔵庫で大丈夫。

呉汁

【材料】2人分
油揚げ …………… 1/2枚
舞茸 ……………… 1/2パック
にんじん ………… 1/4本
だし ……………… 2カップ
大豆ペースト …… 100g
味噌 ……………… 大さじ1と1/2〜2

【作り方】
1.
油揚げは熱湯でゆでて食べやすく切り、舞茸は小房に分け、にんじんは短冊切りにする。
2.鍋にだしと油揚げ、にんじんを入れて火にかけ2〜3分煮る。
3.舞茸と大豆ペーストを入れ、弱火で5〜6分煮たら味噌を溶く。

 

とうもろこしのポタージュ

【材料】2人分
とうもろこし …… 1本
水 ………………… 1と1/2
大豆ペースト …… 100g
塩 ………………… 小さじ1/4
亜麻仁油 ………… 少々

【作り方】
1.
とうもろこしは半分に折り、実をそぎ落とす。芯は2〜3等分のブツ切り、ひげはざく切りにする。
2.鍋にとうもろこしの芯とひげ、実、水を入れて蓋をし、15〜20分煮る。
3.粗熱をとり、芯を除いてミキサーにかけ、なめらかにする。
4.鍋に3を戻し、大豆ペーストを加えて弱火にかけ、5分ほど煮たら塩で調味する。
5.器に盛り、亜麻仁油をたらす。

藤井 恵

藤井 恵 さん (ふじい・めぐみ)

管理栄養士・料理研究家

手軽な健康レシピを提案。腸活の一環として植物エキス発酵飲料+黒酢を水で割ったドリンクを愛飲。1年で中性脂肪が半分になったとか。近著に『腹凹ごはん』(日経BP)。

※プロフィールは取材時のものです。

『Dr.クロワッサン 免疫力アップの決め手、腸内環境を強くする』(2020年7月30日発行)より。

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