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ダイエットの味方、甘酒マヨネーズの作り方と展開レシピ。

甘酒を元にしたドレッシングやたれは、市販のものにはないまろやかさ。
発酵パワーで消化も助けてくれます。
  • 撮影・清水朝子 文・一澤ひらり

ダイエットの味方にもなる、豆腐を使ったヘルシーマヨネーズ。

甘酒マヨネーズ

【材料(作りやすい分量・約240g分)】
甘酒大さじ4
木綿豆腐(水切りする)100g
塩小さじ2/3
こしょう少々
酢・オリーブオイル各大さじ2

【作り方】
すべての材料をミキサー(ブレンダー)で滑らかになるまで撹拌する。保存は冷蔵で約3日。

 ↓

ほうれん草と卵の甘酒マヨグラタン

美肌・美髪

 とろみを生かし、ホワイトソース風に。

甘酒マヨネーズをホワイトソース代わりに使ったグラタン。直径約10cmの耐熱容器使用。

【材料(2人分)】
ほうれん草100g
ゆで卵2個
ベーコン2枚
甘酒マヨネーズ大さじ4
とろけるチーズ20g
塩・こしょう各少々
オリーブオイル小さじ1
ブラックペッパー少々

【作り方】
1.ほうれん草は4cm長さに切る。ゆで卵は横に半分に切る。ベーコンは1cm幅に切る。
2.フライパンにオリーブオイルを熱し、ベーコン、ほうれん草を炒める。しんなりしたら塩、こしょうをふる。
3.器に2とゆで卵を入れ、甘酒マヨネーズ、とろけるチーズを散らし、トースターで焼き目がつくまで焼く。仕上げにブラックペッパーをふる。

じゃがいもとグリーンオリーブのサラダ

風邪予防

ポテトサラダがバランス抜群の一品に。

いつもの市販のマヨネーズを、甘酒マヨネーズに置き換えるだけ。具材を和えれば出来上がり。

【材料(1人分)】
じゃがいも1個(200g)
グリーンオリーブ(種抜き)8個
ツナ(油を切ったもの)25g(小1/2缶)
グリーンリーフ1枚
甘酒マヨネーズ大さじ4

【作り方】
1.じゃがいもは皮をむき2cm角に切り、水にさらしてから水気を切る。
2.鍋に1を入れ、じゃがいもがかぶるくらいの水を加えて柔らかくなるまで茹でたら湯を切り、粉がふくまで乾煎りする。
3.ボウルに2、グリーンオリーブ、ツナ、甘酒マヨネーズを入れて和える。
4.器にグリーンリーフと3を盛りつける。

カロリーオフでたんぱく質たっぷり。まろやかな酸味の甘酒マヨネーズ。

「ただ飲むだけだった甘酒を日々の料理に使うことによって、いつのまにかたくさんの発酵食を摂れるようになるんです」

とは、甘酒を料理に使うことを提案する料理研究家の舘野真知子さん。

「甘酒を使ったマヨネーズなど、覚えればとても重宝です。なにしろ甘酒は、素材の味を邪魔せず、麹感が目立たないだけでなく、味わいが深くなり減塩にもなる。それに、市販品のドレッシングや焼肉のたれなどをボトルで購入すると使い残してしまうことも多いけれど、甘酒をもとに必要なだけ作ればいいので無駄もありません。使いかけのボトルが減り、冷蔵庫がすっきりします」

甘酒マヨネーズの魅力は油控えめのカロリーオフで、豆腐のたんぱく質を摂取できること。たっぷり使っても罪悪感がないのがうれしい。

「ヘルシーさ重視なら豆腐マヨネーズでもいいかもしれません。でも豆のえぐみを強く感じてしまい、おいしさが半減してしまうことがあります。甘酒を加えることで、大豆くささは解消され、酢のカドが取れて、自然なとろみがつき、一気にとてもおいしくなってくれるんです。ただ、マヨネーズ炒めのような料理は分離してしまうので向いていません」

出来上がりをそのまま温野菜などに添えるのはもちろん、サンドイッチに塗ってもいいし、ポテトサラダのように具材に和えて使う手もある。

「野菜やピクルスなどを刻んで混ぜれば、揚げ物などにぴったりのタルタルソースに早変わりします。ホワイトソース代わりに火を通してグラタンにしても、すっきりしたコクがあっておいしいですよ」

舘野真知子

舘野真知子 さん (たての・まちこ)

料理研究家、管理栄養士

発酵料理を中心に、食の大切さ、栄養や文化なども併せて伝える活動を展開。著書に『料理用あま酒、はじめました。』(光文社)など。

※プロフィールは雑誌掲載時(2019年6月)のものです。

『Dr.クロワッサン 若返る 甘酒・麹の健康法』(2019年6月28日発行)より。

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