からだ

起床後はなるべく早く太陽の光を見る。【専門家に教わる快眠メソッド】

毎晩ぐっすり眠るだけで痩せやすい体が自然と作られる。睡眠の質改善のコツを睡眠コンサルタントの友野なおさんに聞きました。
  • 撮影・岩本慶三 イラストレーション・山口正児 文・嶌 陽子

起床後はなるべく早く太陽の光を見る。

人間はおよそ24時間周期の体内リズムを持ち、昼は活動的に、夜は休息するようにできている。この体内リズムを整えることが、快眠だけでなくダイエットや美容の土台となる。

「そのために大切なのが、朝起きてすぐに太陽の光を浴びること。朝日の入る窓から1メートル以内の場所に立ち、15秒以上浴びてください。これによって体内時計がリセットされ、体が活動モードに入ります。その14〜16時間後に睡眠ホルモンのメラトニンが分泌され、自然に眠くなります。さらに毎日決まった時間に太陽の光を浴びることで、睡眠リズムが整います」

体のリズムを整えるために、起床時刻は一定に。できれば1時間以上のズレがないようにするとよい。そして昼はしっかり活動し、夜は休息モードに。昼と夜のメリハリをつけることで自律神経も整い、快眠しやすくなる。

「睡眠のとり方次第で、太りやすい体にも痩せやすい体にもなります」

そう語るのは、睡眠コンサルタントの友野なおさん。自身もよく眠ることで15kg痩せたという経験の持ち主だ。

「睡眠が不足すると食欲が増すグレリンというホルモンが増加し、食欲を抑えるレプチンというホルモンが減ることがわかっています。また、寝不足だと糖質や脂質を強く求めるようになるうえに代謝も落ちるので、より太りやすい体になってしまうのです」

理想の睡眠時間は7時間程度。難しければせめて起床時間を一定にし、体内リズムを整える。目覚めた時に熟睡したと感じられる良質な睡眠をとることで、自然と食欲のバランスが整い、痩せやすい体が作られる。

「私自身、睡眠を改善したら暴飲暴食が止まり、ジャンクフードを食べたくなくなりました。ストレスなく、気づいたら痩せていたというのが実感です。忙しくてジムなどに行く暇がないという人こそ、睡眠を有効活用しない手はありません。一歩ずつ、できることから取り入れてみてください」

【睡眠時間と肥満度の関係】

睡眠時間と肥満は、実は深い関係にある。睡眠時間が7時間以上の人より、6時間以下の人のほうが、肥満度が高いという研究結果も。
友野なお

友野なお さん (ともの・なお)

睡眠コンサルタント

「眠りのプロ」として全国での講演活動や企業の商品開発に携わる。『正しい眠り方』『やすみかたの教科書』など著書多数。

『クロワッサン』1037号より

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