からだ

乾き知らず!ふっくら手元の作り方を専門家がアドバイス。

  • 撮影・黒川ひろみ イラストレーション・ヤマグチカヨ 文・薄葉亜希子

冬こそ、【ひじケア】 。 潤い補給で黒ずみを改善。

ひじのガサガサや黒ずみは長袖で見えない冬こそ、手入れどき。黒ずみは物理的な刺激や摩擦の影響が大きいが、乾燥で皮膚のバリア機能が下がることでも悪化するため、保湿ケアが欠かせない。

「ミストやクリームで手を保湿するときにひじにもなじませてあげましょう。顔用の美白クリームを使うのも手です」(井上さん)

【寝るときの手袋習慣】で上質なふっくら手肌に。

乾き対策からもう一歩進んで、叶えたいのはしっとり潤う透明感のある手。それには手袋が重宝。

「綿や絹の感触のいいものを選んで、手が荒れる前に何度か試してみてください。手袋をして寝ると、こんなに肌がふっくらするんだと違いを実感するはず。肌弾力が増してシワやくすみも目立たなくなりますよ」(井上さん)

(右)吸湿性、放湿性にすぐれた絹を使い、ムレることなく肌をしっとり。冬はもちろん、夏も快適に使える。ゆったりサイズで手首までガード。ハウス オブ ローゼ 絹のてぶくろ 1,300円(ハウス オブ ローゼ TEL.0120-12-6860)(左)オーガニックコットンでできたグローブは肌ざわりのよさが秀逸。細番手の糸で編まれ、薄手で通気性がよく、締めつけ感のないつけ心地。プリスティン 刺繡付き保湿手袋 1,200円(プリスティン TEL.03-3226-7110)

ぱっくりひび割れにはバームの【密封パック】 が有効。

「一度手荒れをすると繰り返してしまうもの。ひび割れなどのひどい荒れは徹底的に治しましょう」(髙瀬さん)と、レスキューケアにおすすめは油分が多く密閉性の高いバーム。たっぷり塗ってラップでパックする。

ODT療法と言いますが、空気に触れさせず、じっくりと患部に浸透させて回復を早めます」

手全体に塗布したあと、ひび割れやあかぎれ部分に重ね塗りし、ラップを巻いて空気をシャットアウト。密封状態で15分ほど。浸透を高めるためにミトンをつけるのもいい。
(右)日本古来の漢方や薬学を元に作られたバーム。消炎作用のある芍薬花エキスに数種の和漢洋エキスを配合。フローラルな香りに心もほぐれる。テラ kampoソリッドオイル ketsu 25g 2,200円(ALHAMBRA TEL.03-3419-6626)(左)皮膚を健やかに保つスウィートアーモンドオイルをベースに肌に必要な栄養素を豊富に含むローズヒップオイルをイン。高い保湿実感が叶う。唇や髪にもマルチに使える。トリロジー エブリシング バーム 45ml 3,100円(ピー・エス・インターナショナル TEL.03-5484-3483)
髙瀬聡子

お話を伺ったのは

髙瀬聡子 さん (たかせ・あきこ)

ウォブクリニック中目黒 総院長

専門は皮膚科と美容皮膚科。丁寧でわかりやすいカウンセリングが評判で、患者からの信頼も厚い。雑誌やテレビでも活躍。

井上由美

お話を伺ったのは

井上由美 さん (いのうえ・ゆみ)

ハンズ・オン主宰

マニキュアリストとして長年活躍し、手元美容の第一人者として雑誌などでそのメソッドを発信。商品開発なども手がける。

『クロワッサン』1034号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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