からだ

腸の健康を保つために食べたい5つのジャンルの食材たち。

  • 撮影・千葉充 文・韮澤恵理

野菜

・・・・・・・ 緑黄色野菜 ・・・・・・・

[小松菜]
青菜はすべてβ-カロテンが豊富でおすすめ。小松菜はカリウムも多く、カルシウムや鉄分もたっぷり。

[かぼちゃ]
食物繊維にβ-カロテンのダブル効果。色素が多い皮ごと食べたい。カリウムやビタミンCも多い。

[にんじん]
オレンジ色はβ-カロテンという抗酸化成分。体内でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜を丈夫に。食物繊維も。

[アスパラガス]
食物繊維に加え、疲労回復に効果的なアスパラギン酸、胃にいいメチルメチオニン、GABAや葉酸も。

[トマト]
トマトの赤い色リコペンは、強い抗酸化作用で有名。ビタミンC、E、カリウムなども豊富。

[パプリカ]
β-カロテン、ビタミンCが食物繊維とともに摂れる。ビタミンCはピーマンの2倍。

[オクラ]
ネバネバはガラクタン、アラバン、ペクチンなどの水溶性食物繊維。β-カロテン、ミネラルも。

[レタス]
食物繊維たっぷり。淡色野菜のレタスに比べ、サニーレタス類はβ-カロテンが多い。

・・・・・・・ 淡色野菜・根菜 ・・・・・・・

[ねぎ]
食物繊維はもちろん、ねぎの仲間に多い硫化アリルには血行促進や粘膜強化の働きもある。

[玉ねぎ]
食物繊維、オリゴ糖に加え、ねぎ類に豊富な硫化アリルは血流をよくし、免疫力も上げる。

[キャベツ]
食物繊維以外にも、胃薬の原料でもあるビタミンUが特筆成分。消化酵素やビタミン類もたっぷり。

[セロリ]
食物繊維に加え、カリウムが豊富。胃にいいビタミンUも含まれ、特有の香りは精神安定効果がある。

[スプラウト]
貝割れ大根はじめ、さまざまな野菜の新芽。食物繊維だけでなく、ビタミンやミネラルが多い。

[カリフラワー]
食物繊維に加え、ビタミンC、カリウムがたっぷり。色つきの品種はβ-カロテンが含まれるものも。

[ごぼう]
食物繊維たっぷり。なかでもイヌリンは大腸の運動を活発にし、リグニンはコレステロールを減らす。

[れんこん]
食物繊維が非常に多い。アクはポリフェノールで消炎作用があるとされる。ビタミンCやミネラルも。

[大根]
食物繊維に加え、デンプン分解酵素が豊富なので消化を助ける。イソチオシアネートは免疫力アップ。

小林暁子

お話を伺ったのは

小林暁子 さん (こばやし・あきこ)

「小林メディカルクリニック東京」院長

順天堂大学医学部総合診療科を経て、クリニックを開業。便秘外来から肌トラブルまで幅広く対応。メディア出演、著書多数。

『Dr.クロワッサン 名医が教える腸ストレッチで、自律神経はよみがえる。」(2019年1月15日発行)より。

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