一日の基礎代謝量の中で最も数値が高いのは肝臓。その肝臓をケアして代謝を上げることが、痩せやすい体になるための第一条件になる。
「肝機能を高めるためにまず必要なのはたんぱく質です。毎食きちんと摂りましょう。たんぱく質は18歳以上の女性で一日50gが厚生労働省の推奨量です。ダイエット中で糖質制限をしている場合は、不足分のエネルギーを考慮して体重1kg当たり1.2gのたんぱく質摂取を目安にしてください」(豊田さん)
体重50kgなら50kg×1.2gで、1日当たり60g、1食当たり20gのたんぱく質が必要になる。
「目安としては昼食と夕食で毎食、手のひらサイズ(約100g)の肉か魚介、卵、大豆製品などを食べれば1食約20g、2食で約40gのたんぱく質を摂れます。残りは朝食や間食、ドリンクなどで摂るといいですね」
動物性(肉、魚介、卵、乳製品)と、植物性(納豆、豆腐などの大豆製品)をバランスよく摂ることも重要だ。