夫婦で食生活を改善!肝臓と腸を整えれば、無理なく適正な体重に。
- 撮影・中島慶子 イラストレーション・イオクサツキ 文・一澤ひらり
豊田愛魅さん(以下、豊田) ご夫妻の食べ歩きはもはやライフワークになっていますよね。ハッピーな時間を過ごしているのに、これ食べちゃダメ、あれ食べちゃダメなんて言えません。むしろ積極的に食べることを意識してもらって、いま何が足りていて、何が足りないのかを知ってほしいんですよね。そうすることで食べる意識が変わって、適正な体重になっていきます。
おざわゆきさん(以下、おざわ) なんだか気が楽になりました。食事制限とかはつらそうだし、ちょっと苦手で。
渡邊博光さん(以下、渡邊) 僕は週末に築地で飲み歩きをするのが楽しみなので、セーブはしたくないんですよね。
豊田 もちろん、大丈夫です。結論から言うと「生きているだけで痩せる体」になるためには、消費エネルギーの7割を占める基礎代謝量を上げることに尽きます。そうすれば、消費エネルギーが増えて、運動しなくても自然と痩せていくんですよ。
おざわ でも基礎代謝って年齢とともに落ちていくと思うのですが。
豊田 たしかにそうですね。10代の頃に比べて40代は一日にハンバーガー1個分、50代は和定食1食分のカロリーが消費されなくなってしまうんです。
渡邊 なんだか生きてるだけで、どんどん太ってく感じがする(笑)。
豊田 でも基礎代謝は上げることができます。一日の基礎代謝量の内訳(下)を見てください。最も基礎代謝量が多いのが肝臓。これまで基礎代謝量の約40%を筋肉が占めると考えられてきたので、基礎代謝を上げるには筋肉をつけるのが一番と言われていました。でも筋肉の割合は18%しかありません。
おざわ エ~ッ! そうなんですか。私も筋トレやっていたのでビックリです。
豊田 肝臓は基礎代謝量の27%を占めるので、肝機能を高めてあげることが代謝アップにつながります。具体的にどうするのかというと、食事で肝臓を整えていけばいいだけなんですよ。
一日の基礎代謝量の内訳
『筋トレするより、肝機能を高めたほうが、楽に基礎代謝は上がるんですね!(おざわさん)』
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