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ヘア&メイクアップアーティスト中野明海さんのNYの思い出の味。自慢スープレシピ

繰り返し作る味、とっておきの一皿……。
スープを愛する中野明海さんに自慢のレシピを教えてもらいました。
  • 撮影・中野明海 文・小沢緑子

NYで感動した味を、記憶をたどってようやく再現!

NYの思い出スープ

「アクを取りながらグツグツ煮込むと、どんどんやさしい味になってきます」

【材料(1人分)】
牛肉の切り落としや細切れ20〜30g セロリ1本 マッシュルーム3個 にんじん1/4本 プチトマト1〜2個 水適量 おろしにんにく(チューブ)1mm程度 野菜だしの素(コンソメでも)少々 塩・こしょう各少々

【作り方】
1.牛肉は食べやすい大きさに切る。セロリは小口切り、マッシュルームは縦に薄切り、にんじんは小さく切り、トマトは細かく刻む。
2.鍋に水と1すべてを入れて煮込み、グツグツしてきたらアクを取る。にんにく、だしの素を加えてさらに煮込み、塩・こしょうで味を調える。

白ネギトロトロ味噌スープ

「長ねぎがメインのスープです。トロトロになるまで煮ると甘くなり、本当においしい。胃にやさしい味です」

【材料(1人分)】
長ねぎ1本 水適量 合わせだしの素(かつお、あごだしなど何でも)少々 味噌適量 溶き卵1個分

【作り方】
1.長ねぎの白い部分は短冊切り、緑色の部分は輪切りにする。
2.鍋に水、だしの素、1のねぎの白い部分を入れてトロトロになるまで煮る。3.味噌を溶き入れ、1のねぎの青い部分を加え、溶き卵を回し入れてひと煮立ちさせる。

梅干し、おかか、とろろ昆布のスープ

【材料(1人分)】
梅干し(甘くないもの)小1〜2個 とろろ昆布適量 花かつお適量 和風だしの素少々 醤油少々 熱湯適量

【作り方】
1.椀に梅干し、とろろ昆布、花かつおを入れる。
2.だしの素、醤油をかけたら、熱湯を注いで混ぜる。

「22歳のとき、初めての海外・NYで、偶然飲んだスープのおいしさに衝撃を受けて感動したことがあったんです」と、ヘア&メイクアップアーティストの中野明海さん。

今思うと牛骨を煮込んだボーンブロススープだったかもしれないというが、当時は初体験の味。

「日本に戻ってから、牛肉、セロリ、マッシュルーム……と、記憶をたどって作り、ようやく再現できたのが“NYの思い出スープ”です。材料をすべて水から煮込み、スープが澄むまでアクを取るのがコツ。今では我が家の定番となっています」

白ネギトロトロ味噌スープは、飲むと元気が出てくる味。

「ねぎは1人1本分、トロトロになるまで煮て甘みを引き出します。風邪を引きそうなときにもおすすめ」

別名“この世で一番簡単なスープ”と呼んでいるのが、梅干し、おかか、とろろ昆布のスープだ。

「お椀に材料を入れてお湯を注ぐだけですが、けっこうお腹にたまります。夜にお腹が空いたときも、これなら胃にもたれないしカロリーも気にならない。私にとって最も、“罪悪感のないスープ”です(笑)」

中野明海(なかの・あけみ)さん●料理は“簡単、おいしい”がモットー。日々の時短レシピを初公開した料理本『美しい人は食べる!』が好評。

『クロワッサン』1012号より

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