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ひき始めの風邪に対処するレシピ:悪寒編

初期の風邪は汗と一緒に発散させるべく、各レシピとも、温め効果の高いねぎや生姜が多めに使われている。それを基本に、ひき始めの症状に合わせた食材で対処しよう。美容薬膳研究家のちづかみゆきさんに教わります。
  • 撮影・高杉 純 文・保手濱奈美

悪寒はほかの症状以上に、温めることを意識。ねぎや生姜に加えて、動物性たんぱく質をたっぷりと。

葉ねぎと豚ひき肉の中華風スープ

豚肉は疲労回復に有効。たっぷりのねぎと生姜、花椒で芯からポカポカに。

【材料(2人分)】
葉ねぎ(九条ねぎ、わけぎなど)1束、豚ひき肉200g、生姜(すりおろし)大さじ3、にんにく(スライス)1かけ分、花椒(ホール)小さじ1、鶏ガラスープ4カップ、A【オイスターソース大さじ1、しょうゆ大さじ1、紹興酒(または酒)大さじ2、塩2つまみ】、ごま油大さじ1、葛粉大さじ3

【作り方】
1.葉ねぎは斜めに薄く切る。
2.鍋にごま油、豚ひき肉、生姜、にんにく、花椒を入れて火にかけ、豚肉におおかた火が通ったら鶏ガラスープを加え温める。アクをとり、Aを加える。
3.葉ねぎを加え、再度沸騰したら同量の水で溶いた葛粉を加えてとろみをつける。

長ねぎのスパイシーミートグラタン

体を温めてくれるスパイスは、メキシカンな濃い味つけで食欲を促進。生姜もたっぷり。

【材料(2人分)】
牛ひき肉150g、長ねぎ1本、生姜(みじん切り)大さじ2、ドライトマト2枚、A【トマトペースト大さじ2、赤ワイン大さじ4、水大さじ4、片栗粉小さじ1】、B【塩1つまみ、カレー粉小さじ1、チリパウダー小さじ1/2】、ピザ用チーズ30g、EVオリーブオイル大さじ1

【作り方】
1.
長ねぎは緑色の部分も含めて薄い小口切りにし、ドライトマトは粗みじん切りにする。
2.フライパンにEVオリーブオイルを入れて熱し、長ねぎ、生姜を加えて炒める。長ねぎがしんなりしてきたら、牛ひき肉、ドライトマトを加えて炒め、牛肉におおかた火が通ったらAを加えて中火で5分ほど煮、Bを加えて味を調える。
3.2を耐熱容器に入れてピザ用チーズをのせ、オーブントースターで焼き色がつくまで焼く。

ちづかみゆきさん●美容薬膳研究家。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で薬膳を学んだのち、国際中医薬膳師資格を取得。薬膳料理教室「meixue(メイシュエ)」主宰。

『クロワッサン』1008号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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